水草展2017ブログ
筑波実験植物園

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2017/8/23(水)

ありがとうございました。

水草展リーダーの田中です。

日曜日で「水草展〜まもろう!野生の水草」は終了いたしました。
ご来場いただきました皆様、このブログを見ていただいた皆様、本当にありがとうございました。
また、会場で声を掛けていただいた皆様、ありがとうございました。次回は、もっと会場にいる時間を増やしたいと思っています。いっそのこと、大きな名札を付けようかとすら思っています(笑)

野生の水草を野外で見て欲しい。その楽しさを知って欲しい。というのが、今回のコンセプトでした。とはいえ、会場は植物園。その中で、何ができるかを考えました。
水草フィールドからのライブ中継は、その1つですが、初めての試みということもあり、映像や音声が途切れたり、画質が悪くなってしまったり、さらに天候も悪かったりと、トラブルもありました。それでも、「水草への愛を感じられて、楽しかったです」というような声をいただき、救われました。

最終日の栃木からの中継は私が現場に行きましたが、そこで再確認したこと、それは、やっぱり野外の水草フィールドは楽しいということでした。水草展の準備でフィールドに出られない時期が続き、久しぶりの野外の水草。しかも、大雨による増水で河川には入れず、急遽、中継場所にした水田が、水草が豊潤な休耕田でした。私はすっかりテンションがあがり、しゃべりすぎてしまい、時間も大きくオーバーしてしまいました・・・

会場には、触れるコーナー、観察するコーナーをさらに増やしました。
アマモの葉を手に持ったときの感触が伝わったでしょうか。

そして、来場者の皆様に植えていただいた「みんなで植える水草水槽」は、水草たっぷりで美しい水槽となりました。植えていただいた皆様、ありがとうございました。

9月3日までは、同じ場所にそのまま展示しておりますので、その後の様子が気になる方は、ぜひ植物園でご覧下さい。

次回の水草展は、内容も時期も未定ですが、早くても2年後です。水草の美しさ、面白さを堪能できる場をご用意して、またお会いできる日を楽しみにしております。

最後に、謝辞を述べさせてください。植物園の職員のみなさん、東京コミュニケーションアート専門学校のみなさん、(有)エイチ・ツーの早坂誠さん、松本直子さん、内村祐斗さん、筑波大学の山本悠貴君、長谷川セリさん、柿澤侑花子さん、ありがとうございました。

そして、企画、準備、実施まで筑波大生のこの4人がいなければ水草展は実現できませんでした。

筑波大学の槐ちがやさん。水草学者を目指し、湧水域の水草を研究する、修士1年生です。湧水域、熱帯海草、絶滅危惧種&外来種、水草の豊富な知識を活かして、ほとんどの展示をリードしてくれました。2015に続き、2回目の水草展というベテランです。

筑波大学の轡田圭又君(左)。水草好きの生物資源学類2年生。湖沼、異形葉、会場インフラなど、水草育成の知識を活かして、率先して準備をしてくれました。

筑波大学の海野太一君(右)。クワガタと水草が好きな生物学類2年生。アマモ水槽、みんなで植える水槽、ライブ中継、など、生き物の知識も発揮しながら、積極的に準備をしてくれました。

筑波大学の木村郷子さん。イネの細胞壁を研究する修士1年生。トークショーの構成・司会、ライブ中継、水槽類の備品管理など、2回目という経験と、明るい性格で、貢献してくれました。

そして、植物園から離れてしまったのに、手伝ってくれた水草展OBの、永田翔さん、安田圭佑さん、角田淳平さん、中川沙羅葉さん、山田千洋さん、本当にありがとうございました。

この辺で終わりたいと思います。
ようやく夏らしくなってきました。残りの夏、野外で水草を楽しみましょう!
それではまた。