水草展2017ブログ
筑波実験植物園

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2017/7/25(火)

大きな水草、小さな花

こんにちは、筑波大学の槐です。

前回のブログで海草(うみくさ)について触れました。今回はその中のウミショウブ(トチカガミ科)に注目してみたいと思います。このウミショウブも水草展2015で登場しており、今回の水草展で再登場します。最近、展示のために一部補植を行いました。

届いた植物をチェックし、

(このTシャツ、水草展2015のものですが、裏のデザインが実はウミショウブ!)

深い水槽に植えていきます。

ウミショウブは葉が長いためある程度水深がないといけません。そのため深さ90cmの水槽を使用しているのですが、とにかく深いためメンテナンスやこのように作業する時は大変なのです……。

ちなみに植えてから2年たったウミショウブの葉はこれだけ長くなりました!(おそらく1m弱の長さがあると思います。)まだまだ伸びるといいのですが。

ところでこのウミショウブ、葉はとても大きいのですが、雄花は実はとても小さいです。さらにウミショウブの開花は海草ならではのものです。

今回展示する個体が開花するかは分かりませんが、自生地の開花時のビデオなども展示会場で放映しているので、是非ご覧下さい。きっと驚くはずです。