2017/8/7(月)
アマモ場の生き物たち
こんにちは、筑波大学の海野です。
今回はアマモのタッチプールで登場する生き物たちをいくつか紹介します。
このエビはモエビの一種で、アマモ場に多く生息しています。
体色はこの個体のような緑色や薄ピンク色をしていて、アマモの葉(生きていると緑、枯れると褐色~ピンク)に擬態していると思われます。
葉にしがみついている姿はとてもかわいいです。
このナメクジのような生き物は、ウミナメクジというウミウシ・アメフラシの仲間です。
アマモの葉についている藻類を餌にしています。
ウミナメクジの体色は写真のように緑から褐色まで個体差が大きいので、どんな色のものがいるかタッチプールで探してみてください!
最後は、メリベウミウシという一風変わったウミウシです。
ウミウシというと、上のウミナメクジのように這って移動するのがよく知られていますが、このメリベは体をくねらせて泳ぐことができます!
さらに、袋状の大きな口でヨコエビなどをガバッと食べてしまいます。
アマモ場には実にさまざまな生き物が生息しています!アマモ場は海の重要な生態系の一つということですね。
アマモのタッチプールでこのようなおもしろい生き物たちとぜひ触れ合ってみてください!
また、水草展初日の8/11(11:20~&12:30~)には、関東随一のアマモ場である千葉県富津干潟からライブ中継でアマモ場の様子をお伝えします。こちらもご期待ください!