水草展2017ブログ
筑波実験植物園

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2017/7/12(水)

中生代の水景!?

皆さん、こんにちは!
アクアフォレスト新宿店の黒澤と申します。

本日は、水草展2017にて展示させて頂くレイアウト水槽をご紹介いたします。

水草展にご来場していただいた皆様に、この水槽の前で少しでも長い時間足を止めて見ていただきたいと思い少し風変わりなレイアウトを制作いたしました。


テーマとして定めたのは「中生代」。

地質時代の大きな区分のひとつであり、恐竜が栄えたとされる時代です。植物としてはシダ植物が出現していたため、シダ植物とそれをイメージさせるような水草を使用いたしました。
私が普段、業務をしている中で、それらしい水草をピックアップしていたのですが・・・
右側に広がるハイグロフィラ・ピンナティフィダは遠目から見たヘゴ類の葉の広がりを感じさせますし、右手前のラヌンクルス・イヌンダタス(キンポウゲ科)は、シダ植物のヤブレガサウラボシ科に葉の雰囲気が似ています。

濃い色をしている種類を前面に使用し、奥側に明るく伸びる草を使うことで遠近感も意識しています。毎年毎年、様々な水草が輸入されることによりレイアウトの幅がどんどん広がっていきます。
いろいろな水草を知ることで、自分の頭の中のイメージをより忠実に具現化出来ます。そんな水草の、未来のレイアウトへの可能性を感じられる瞬間がたまらなく心躍らされます。

私のレイアウトを通じて同じ思いを感じていただけたらとても嬉しいです。

6月8日に制作したものなので約一ヶ月が経ちます。制作過程に関しましては、 当店のホームページよりご覧ください。

現在はとても水草の調子が良く茂っているため分かりづらいですが、奥へと続く道も作っております。
開催までにはトリミングをかさね、道による遠近感も感じられるレイアウトに完成させますのでぜひ、水草展へ足をお運びいただき、私の水槽も探してみてください。