2017/7/13(木)
タヌキモにミジンコを食べさせよう!
こんにちは、筑波実験植物園のスタッフの鬼木です。
今回は研修展示館の1階のエントランス脇(エレベーター前)で予定している『食虫植物タヌキモにミジンコを食べさせよう』のコーナーについてご紹介します(写真は水草展2015の様子です)。
皆さんは、食虫植物が陸上だけではなく水中にもいるのはご存知でしたか?私は前回の水草展で初めて知ったのでとても驚きました。一体、水中のどんな虫を食べているのでしょう?
今回のコーナータイトルにもなっているタヌキモは、捕虫嚢(ほちゅうのう)を持っている食虫植物です。水中のミジンコやボウフラ、小さいイトミミズなどの水生植物を捕まえて栄養にしてしまいます。そのスピードに注目していただきたいです!目にも留まらぬ速さで、ヒュッとひと呑みしてしまいます。
捕虫嚢は、葉の一部が変形して袋状になったものです。
写真のふっくらとした袋の部分が捕虫嚢です。この袋は入り口が内側にだけ開くフタになっています。入り口のまわりに毛があって、そこに何かがふれると、フタが動く仕組みになっています。
当コーナーでは、タヌキモにミジンコを食べさせる作業をモニターで拡大に映して体験することができます。タヌキモにミジンコを食べてもらうにはちょっとしたコツがいります。その秘技は会場の解説パネルでご説明しますので、是非ご覧ください。また、会場におりますスタッフが全力でサポートします。
会期中は毎日開催しているコーナーなので、どうぞお立ち寄りください!