こうじときのこが手をつなぐ!?「きのこ展2013」-筑波実験植物園- 筑波実験植物園TOPへ きのこ展2013トップページへ

2013/10/23(水)

最後の晴天?

みなさんこんにちは。きのこ担当の保坂です。

10月23日(水曜日)は晴れ間も出る良い天気でした。昼12時からは、平日の恒例となっている展示案内がありましたが、今回は多目的温室内の野生きのこ展示についてはほとんど紹介せず、すぐに外に出て園内に生えているきのこの案内をしました。なぜかと言うと...

水曜日を最後に雨が続き、屋外の観察はこれで最後になる可能性が高くなってきたからなのです。なにしろ台風27号は日本列島を横断しそうな勢い。それに加えて台風28号の影響も無視できそうにありません。当初は金曜日くらいに台風が過ぎ去るという予報もありましたが、少しずつあとにずれ、最新の予報だと27日(日曜日)までずっと雨。なんときのこ展の最終日です!

というわけで、今年のきのこ展では最後の屋外案内になるかもしれない、という思いで、いつもより少し遠くまで歩いて園内のきのこを観察しました。その結果、不作だと思っていた植物園内にも、カニノツメ、サンコタケ、ニガイグチモドキ、ニオイコベニタケなどに加え、なんと本来であれば夏のきのこの代表であるタマゴタケも見ることができました。

カニノツメ

木曜日以降に来ていただいたみなさんについては、園内に生えているきのこも観察するか、室内だけの案内にするか、天候を見たうえで判断したいと思います。もし、ずぶぬれになっても外のきのこが見たい、というお客さんだらけの場合は、多少の雨でも外での観察も行うかもしれませんので、ぜひ意気込んで来ていただければと思います。

記念撮影

本日は、「菌類なんでも鑑定団」の最終日でもありました。持ち込まれたきのこは多種多様。コフキサルノコシカケからはじまり、アカヤマタケ、ワカフサタケ、テングタケダマシ、ノウタケなどなど。簡単に同定できないきのこも多数ありましたが、なんとか鑑定団としての役割は果たし終えました。今回の結果を来年にどう活かしていくか、みなさんもご意見をお聞かせください。

さて、台風の進路予想から目が離せない日が続きます。たまにはテルテル坊主でも作ってみようかと考えている今日このごろです。