こうじときのこが手をつなぐ!?「きのこ展2013」-筑波実験植物園- 筑波実験植物園TOPへ きのこ展2013トップページへ

2013/8/29(木)

中国での学会発表

きのこ担当の保坂です。
8月の後半は中国の北京で行われたアジア菌学会に出席してきました。

アジア菌学会とはその名の通り、アジア各国の菌類研究者が集い、日ごろの研究成果を発表するイベントです。今回は北京が会場ということもあり、中国から最も多くの出席がありましたが、それ以外にも韓国、インド、マレーシア、タイなどはもちろん、遠くはトルコ、チェコ、アメリカ、オーストラリアなど、もはやアジアを飛び越えて世界各国からの参加者でにぎわいました。もちろん僕を含め日本からも多くの参加がありました。

今回は自分自身の口頭発表が2題あったので、その準備に追われ、また発表の合間にはポスター賞の審査員もすることになっていたので、100枚近くある研究発表ポスターを見て回りました。

冬虫夏草の専門店
それ以外にも古くからの知り合いや新しく知り合いになった研究仲間たちと、様々なディスカッションをし、目まぐるしい1週間でしたが、とても充実した時間でした。そして毎日忙しい学会の時間が終わると、みな美味しいものを求めて街に繰り出すのです。

さすが中国だけあって、冬虫夏草の専門店が目につきます。レストランに入ると、北京ダックのような名物だけでなく、地元のきのこを使った料理もたくさん見つけることができました。今回試したのはコウタケ(香茸)という仲間のきのこを使った炒め料理。僕にとって、普段きのこは研究対象であって、意外に食べる機会は少ないのですが、やはり美味しいきのこを食べるのは楽しいものです。

コウタケ(香茸)の炒めもの

帰りには地元のスーパーマーケットで数多くのきのこ食品を購入しました。そのうちのいくつかは今年のきのこ展でもお目見えする予定です。