2013/7/29(月)
東北地方のきのこ調査みなさんこんにちは。きのこ担当の保坂です。
今回は、先週に行った東北地方でのきのこ調査についてです。茨城県つくば市を出発し、大洗、北茨城と北上し、福島県そして宮城県の石巻に至る地域を調査しました。
科学者としてあまり非科学的なことは言いたくないのですが、どうも僕が調査に行くと、雨をおびき寄せてしまうようです。今回も東北南部を中心にとてつもない豪雨で、洪水になった地域も多い中での調査となりました。幸い調査中に雨に打たれることは少なく、山の中でも土砂崩れに遭遇することもありませんでした。
それより怖かったのは熊です。今回の調査地では、どこで熊に遭遇してもおかしくはありません。熊鈴を一人で3つも付けてにぎやかに調査をした結果、クマと鉢合わせはせずにすみました。湿った森の中では、「キツネノエフデ」というスッポンタケの仲間や、サンゴ型のイボタケの仲間など、多種多様なきのこが発生していました。
関東地方も「戻り梅雨」だということです。まだしばらく夏のきのこは出続けるでしょう。ただ、いつも通りの夏が来ないと秋のきのこが心配です。きのこが全く生えない中でのきのこ展にならないよう、ヤキモキしている今日この頃です。
次回は奄美大島~種子島~屋久島にかけての調査の様子をお伝えする予定です。