こうじときのこが手をつなぐ!?「きのこ展2013」-筑波実験植物園- 筑波実験植物園TOPへ きのこ展2013トップページへ

2013/7/1(月)

2013年きのこ展ブログへようこそ!

2010年より毎年ご好評いただいている筑波実験植物園での「きのこ展」ですが、今年も開催が決定しました。

今年の開催は10月19日(土)~10月27日(日)の9日間です。もちろん期間中は月曜日を含む毎日開園ですので、ぜひ平日もお越しください。

展示物は、大量の野生きのこや栽培きのこは当然のこと、「きのコン」(きのこ画コンテスト)をはじめとする「きのこアートの世界」もあり、盛りだくさんの内容となっています。
野生きのこ展示は今年から装い新たに多目的温室内で行ないます。屋外テントの下で展示していた昨年までと比べて、雨風の影響や、暗くて見にくい、といった問題無しに、みなさまにたっぷりとご覧いただけると思います。

忘れてならないのは今年のサブテーマである「こうじときのこが手をつなぐ」。いったいきのことこうじに関係があるのか?といった素朴な疑問にはじまり、こうじの不思議な魅力にせまります。こちらは教育棟内の室内展示でお楽しみください。

きのこ展開催までにはまだ3か月以上ありますが、展示の準備は着々と進んでいます。展示内容はホームページで徐々にアップしていくほか、当ブログでも毎週1回をめどに様々な情報を掲載していく予定です。

きのこ展ポスター今回のブログ第一回目は、きのこ展開催のあいさつですが、ただいま夏のきのこが大発生中!ということで、最初の写真は今年6月~7月にかけて行なった小笠原諸島のきのこ調査からです。

小笠原のうっそうとした森にひっそりと生える、その名も「ソライロタケ」。
今回の調査の重要な発見の一つです。
本州にも生えますが、発生は稀。南はニュージーランドまで似たような青いキノコが知られています。

小笠原のソライロタケが世界のどの地域の青いきのこと近縁なのか?今後の研究で明らかにしようと思っています。

当ブログは、きのこ展担当の菌類研究者である保坂(今回の記事担当)・細矢・大村の3名の他、展示担当の関係者一同でアップしていきます。
今後も随時チェックして、ぜひ今年のきのこ展には2度・3度とお越しください。みなさまとお会いすることを楽しみにしております。