1/19夕方、雄花から花粉を取るため、仏炎苞の一部を切りとり、雄花周辺に花粉採集用の道具をセットしました。
今回は人工受粉はせず、花粉を取る作業だけ行いました。
過去に人工授粉に取り組んだこともありますが、当園では成功していません。
1/20朝、道具を取り出す前の様子。
夜間に花粉が少しでていたようで、よく見ると、雄花から花粉が垂れ下がっている様子が見えました。
取り出したシリコンカップ。黄色いのが花粉です。
仏炎苞と付属体の間に靴の中敷をセット。その上にシリコンカップをセットしました。
中敷は、シリコンカップの土台、兼、花粉収集に使います。
靴の中敷は、仏炎苞と花の隙間のサイズに合わせてハサミでカットして使います。適度なやわらかさで、中を傷つけないので良いそうです。
また、黒だと落ちている花粉がよくわかります。
チークブラシで、雄花についている花粉を靴の中敷に落とします。
中敷を回収。
連続開花に導き、花粉採集3回目となるスゴ腕の技術職員がたどり着いた、ショクダイオオコンニャク用の花粉収集グッズ!
集めた花粉は、薬包紙2枚分に分け、いずれ行う人工受粉や研究用に長期保存します。