水草展リーダーの田中です。

西表島調査の続きです。
２日目は、今回の一番の目的、海草群落の映像撮影とサンプリングです。

ここは、大学院生の時から何度も訪れているお気に入りの場所です。

西表島のどこに何があるのかほとんど情報がないまま島に入って、たまたま予約した宿のすぐ裏でウミショウブに初めて出会いました。他のいろいろな場所を調査しましたが、結局ここが最もアクセスしやすく、かつ全ての海草種が見られる素晴らしい場所というのは何かの縁だと思っています。

海中に入ると、さまざまな海草種が入り交じって、海中草原をつくっています。

中央のもそもそした茶色いものは、夏の大潮に海面に花を咲かせるウミショウブの果実

探索していると、ボラ？の群れや

サンゴやたくさんの魚に出会います。

こんな素敵な景観をつくる海草を、栽培保存して、多くの人に見せたいというのが今回の水草展の最初の動機です。

海草の栽培は今のところ順調です。水槽と映像、様々な情報を使って、海草の世界をお届けします。

海に行った気になって、しかも実際に海に行くときにはこれまでにない視点で海を見ることができると思います。どうぞお楽しみに。