水草展2015ブログ

水草展トップへ

2015/6/22(月)

コアマモ栽培中

筑波大学の槐です。

今回は前回(5月13日「小さいアマモ?」) ご紹介したコアマモを、植物園でどのように栽培しているかについてお話します。

コアマモは河口付近に生えることもあり、汽水環境で生きることが出来るため、植物園でも汽水中で栽培しています。

そのため他の海草水槽とはちがう藻類が生えることもありまして…

例えば上の写真のようにコアマモが茶色い藻類に覆われてしまうこともありました。

そんなときの対処法として、

1)水換え
2)とにかく手で頑張って取り除く

などがあげられます。

ですが、藻類の種類によってはこれら2つの処理を行っても藻類の勢いが落ちない時があります。

んなとき、力になってくれるのが…ボラの稚魚です。先程の写真の状態の水槽にボラを入れて3日後の状態が下の写真です。

大体この水槽に40匹ほどボラの稚魚を入れたのですが…すごい食欲でした。ちなみに赤い丸のなかにいるのがボラの稚魚です。

このサイズの頃はとってもかわいいです。(実は大人になると30cm以上になります。)

こんな風に試行錯誤ですが、水草メンバーは水草展にむけて水槽管理頑張っています。このコアマモ水槽の全貌は実際に水草展に来て見てみて下さいね^^