2015/6/25(木)
浮く水草
こんにちは、水草展のお手伝いをしている堀内です。
今までのブログで取り上げられてきた水草は沈水性のものがメインだったので、ここでは水面にぷかぷかと浮かぶ浮葉性の水草について紹介します。
水草展の、「アマゾン水草タッチプール」に向けて育てている浮葉性の水草の一つにオオサンショウモがあり、下の写真の様なものです。
オオサンショウモの葉の表面には細かな毛がいっぱいに生えていて水を良く弾きます。
水をはじく様子はとてもきれいです。
ちょっと寒かったせい?曇りの日が多かったせい?
理由は分かりませんが、ここ数週間はあまり元気のなかったオオサンショウモも先週ちょっとから調子が上がってきたみたいです。
可愛らしい芽がたくさん出てきました。
面白いことに芽は水中で出てきて、そのあとに展開して葉の形になるんですね。
芽にも毛がびっしり生えているのが分かると思います。
↓芽の状態
↓葉を展開した状態
葉の展開を開始した時は沈んでいるけれど、成長した葉は強い浮力をもっていて、手で無理やり沈めようとしても絶対に沈みません。
この理由には葉の構造が関係していますが、この続きは水草展で。
「アマゾン水草タッチプール」では、実物に触れることはもちろん、断面を切ってみたり、細かい毛を虫めがねで観察したり、アマゾンで調査をしているような体験を味わっていただこうと準備しています。
葉が浮くといってもその浮き方には違いもあったりして、 そのメカニズムを見ると水草ってすごいなぁと感じるはずです。
どのように水草が浮きながら生きているのかを自分で触れて、体感してみてください。