2024/8/21(水)
ありがとうございました。
水草展リーダーの田中です。
18日で水草展が無事に終了しました。
猛暑の中(途中、台風も来たりした中)、たくさんの方にご来園いただきました。
水草一つ一つをじっくり観察されている方、水草の触感に驚かれている方、水中の生き物を夢中で探している方、アクアリウムを真剣に制作されている方・・・そんな会場にいると、これこそが「水草がつなげる世界」だなあと感じて、準備の苦労が報われるようでした。
水草展を楽しんでいただき、またこのブログを読んでいただき、本当にありがとうございました。
グッズもほぼ完売となりました。
(TシャツのSサイズ(10枚程度)とMサイズ(数枚)、トートバッグ(数枚)が残っているので、ご希望の方は植物園の売店でご購入ください)
Tシャツの水草には、種名が書かれていませんので、ここに記しておきます。
コースターはガガブタ、クイズラリー景品のポストカードの水中の水草はミズオオバコです。
気がつけば、夏も後半です。
コシガヤホシクサの開花
植物園の管理区域では、保全研究用のコシガヤホシクサが一斉に開花してきました。
いつも水草展が終了するころに咲き始め、通常の仕事モードに戻るようにとサインを送ってくれます。
同じように、多くの水草にとって、今が花の季節でもあります。
まだまだ水草を楽しめますので、近くの水辺を覗いてみてください。きっといろいろな水草とそのつながりが見つかるはずです。
名残惜しいですが、ブログも今回で最後になります。
次の水草展でお会いできることを楽しみにしております。
それではまた。
最後に謝辞を述べさせてください。
TCA東京ECO動物海洋専門学校の生徒のみなさま(7/30ブログ)、エイチツーの早坂さん、牧田さん、協力団体、レイアウターのみなさま、ゲンゴロウの内山さま、グッズデザインの酒井さま、国立科学博物館の研究員のみなさま、水草展OBOGのみなさま、他皆々様、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
そしていつもながら、水草展は、積極的に協力してくれる方々の圧倒的な支えによって成り立っています。以下の2024コアメンバーには、感謝しかありません。つなげてくれた水草にも感謝です。
渡邊嘉人さん(8/14ブログ)
植物園の水草育成担当として、すべての水槽や展示物、運営、を主体的に進めてくれました。マングローブの自生地再現水槽はまさに傑作でした。前回の経験からさらにレベルアップし、本当に頼りになりました。
永田翔さん
植物園の園内の水生エリア担当として、またコシガヤホシクサの保全を牽引してくれている立場から、すべての造作物や園内の水草の管理、あらゆるところで、活躍してくれました。難題が生じると永田さんの顔が頭に浮かぶような存在です。
伊藤美菜子さん(7/22ブログ)
科博の標本資料センターの研究員であるとともに、海草の研究者でもあります。その高い専門知識とフィールドワーク経験から、アマモ場、岩礁を主体的に進めてくれました。「岩礁の海草と生き物の観察」コーナーで、伊藤さんの熱い解説に触れた方もいらっしゃるのでは?
國分直仁さん(7/26ブログ・8/2ブログ)
水草の高い知識と、栽培技術、そして、ご自分で栽培されている水草の提供で、「水田」や「ため池」、「熱帯の有用水草」など多くの水槽制作を精力的に進めてくれました。職務は別にありながらの、大車輪の活躍でした。
福田ゆきさん(7/17ブログ)
筑波大・修士2年生。2回目の水草展で、「人が利用する水草」を担当してくれました。みんなが持ち寄ってくる得体の知れない水草食品を、うまく展示してくれました。希少種のナガバエビモを当たり前に生体展示できるようになったのは福田さんの研究の賜物です。
母良田(ほろた)竜ノ介さん(7/25ブログ・8/15ブログ)
筑波大・学部4年生。コシガヤホシクサの研究の傍ら、あらゆる水草を学ぼうとする意欲がすごいです。最も維持の難しい「湧水河川」を担当してくれました。実家の青森県十和田市で、イバラトミヨの調査もしてくれました。
荒木聡太さん(8/16ブログ)
筑波大・学部4年生。遊水地の研究に取り組んでいて、展示でも「遊水地」を担当してくれました。生物全般の知識が豊富なので、生物に関わる展示では、さまざまな情報を提供してくれて、期間中の飼育管理も担当してくれました。