「水草展 2013」開催期間:8月10日(土)~8月25日(日)※12日と19日は休園筑波実験植物園TOPへ
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水草展

2013/7/3(水)

水草探索に行ってきました

はじめまして。本日の担当は西山です。
筑波大学の学生で、水草展をちょこっとお手伝いしております。

さて、これまでは植物園で繰り広げられています、水草展の準備の模様をご覧いただいておりましたので、今日は先日行った田んぼから茨城の自然をご紹介したいと思います。

茨城の自然の風景と筑波山
後ろに見えるのは日本百名山にも選ばれている筑波山ですね。
(植物園からは車で20~30分のところにあります。水草展のついでに行ってみてはいかがでしょうか?)
この日は天気も良く、水草探索には打ってつけでしたので、ある水草を探すため水草仲間と一緒にお出かけ。

植物園から20分くらいでしょうか?
細い道へと車を走らせます。

さてさて、無事に目的地に到着。車を降りて探索開始!

大の大人が数人、田んぼを覗き込んでいる姿はさぞかし不審でしょう。
が、そんなの気にしません!見たい水草があるんです!

探索すること5分・・・
今年もちゃんとありましたー!

田んぼに生えるホシクサ

ホシクサです!
真ん中のトゲトゲしているやつです。
マチ針のような小さい花をたくさん咲かせるのですが、咲いている様子がまるで星空のようだからホシクサとか。その花の1つ1つがよく見ると星型だからホシクサとか。
どちらにしろロマンチックな水草です。

ホシクサは、水田雑草と呼ばれ、田んぼで見ることができる水草の一種なのですが、農薬の使用などにより簡単にその姿を消してしまう希少な植物です。

いや、無事に見られてよかったー。
毎年その姿を見ることができる。
自生する水草にとっては(意外かもしれませんが)当たり前のことではないのです。

実際に、この隣の田んぼではホシクサは見ることができません。
ホシクサがいるのはたったの一面なのです。

ここは例年水草が数多く見られる田んぼ。
今年は休耕しているようで、いつにも増してたくさんの田んぼの水草が見られました。

いつまでもこういった田んぼが残り続けるといいですね。