2013/7/1(月)
くろちゃん水草展リーダーの田中です。
水草展を控えて、机の上がいよいよぐちゃぐちゃになってきました。(自分の名誉のために、ぼかしてます)
そんなカオス状態になると、何で水草展なんてやってるんだろう?とか思ったり。
でも、その山から出てきたいくつかのもので、迷いがなくなりました。
この6月に出版された「単子葉類の初期進化」(ケンブリッジ大学出版)、
水草クロモのアクリル標本、くろちゃんバッグです。
この本には、私が大学院生の時からずっと研究しているトチカガミ科の受粉の進化について書かせてもらいました。
その研究の中でも、クロモという水草の受粉は特に面白いことを発見することが出来て、
とても思い入れがある水草なのです。
その後も水草の面白さに魅了されて、水草の研究をずっとやっていますが、
そんな自分が感動した水草の面白さを、たくさんの人に知ってもらいたいと思って
始めたのが水草展。そして、そのクロモをモチーフにした、
水草ナビゲーターがくろちゃんです。
のんきな顔してますが、水草の面白さを伝えるくろちゃんは、私の思いそのものなのです。
クロモの雄花と花粉です