2021/8/13(金)
みどころ by田中
水草展リーダーの田中です。
早くも残すところ3日となりました。会場内でも水草は成長しますので、日々変化が見られます。ここも見て欲しい!という、通のみどころも含めて、会場の様子をご紹介します。
私が一番好きな水草、クロモの雄花(5mmほど)が咲いています(周囲の水面の白い粒は花粉です)。水中から水面に上昇し、そこで花粉を飛ばします。ふつうに見ていると気づきませんが、なかなか見られるものではないので、ぜひ「ミャンマーの水草(深水域)」で探してみてください(わからなければ、近くのスタッフにお声がけください)。また、クロモの受粉の詳しい映像も、2階のロビーで見られます。
同じ水槽には、細長い魚、ニードルガーがときどき顔を出しています。
「ミャンマーの水草(湖沼)」にあるオニバス。もうすぐ花が咲きそう。
ミャンマーの各水槽の水草と魚は、ワークシートで観察しながら探すことができます。
クイズラリーの水草では、詳しい解説を聞ける場所もあります。
どちらも夏休みの宿題に使えるかもしれませんね。
おそらくスルーされそうなヒシモドキの水槽。水中をよく見ると、鳥に付着しやすい果実がたくさん実っています。
つくばの水草(湿地)では、クロホシクサの花が咲きました。すぐ隣には、食虫植物ナガバノイシモチソウも粘液を出して元気にしています。
水草展ポスターのナガエミクリですが、
よく見ると、花のつぼみが出てきました。本来なら水上に上がるはずですが、果たしてちゃんと咲けるのか・・・その可愛らしい花を見つけてみてください。
2階の光合成の展示。よく似た水槽ですが、右側にはたくさんの泡が。これ、光合成でできた酸素です。右の水槽には二酸化炭素を加えていて、左は添加していません。その差が光合成量を左右していることがわかります。(これ、ちゃんと差ができるかドキドキでした。)
「自分だけのアクアリウム」はいつもどおり人気です。砂、石、流木をデザインして、お気に入りの水草を選んで植える楽しさは格別です。その日から、水草のある涼やかな生活が始まります。
「みんなで植える水槽」は、多くの方にご参加いただき、水草がだいぶ増えてきました。「すべては一本の水草から」です。水草もさもさの水槽を目指していますので、気軽に植えてみてください。
会場では気軽にお声がけください。お待ちしています。