ご無沙汰しています。水草展リーダーの田中です。

このご時世に、「旅する水草」ってどうなの？
よくみるとミャンマーの水草も取り上げるとか･･･
ある意味タイムリーとも言えますが、とにかく、2017年から4年ぶりとなる水草展が開催されます。

これは、小笠原諸島の南島という無人島です。中央に池があり、その中に影のように写っているのがカワツルモという水草です。この写真を撮影したのは、私が大学院生の時ですから･･･はい、だいぶ昔です。

他の方の調査に同行して行ったのですが、正直この小さな島で水草は全く期待していませんでした。ハイキング気分で歩いていて突然現れた池、そして水草。しかも初めて見るカワツルモの花。大興奮でした。その頃は、博士論文の追い込みの時期だったこともあり、しばらくは忘れていたのですが･･･

数年して国立科学博物館の研究員として訪れた南太平洋のバヌアツという島国で、またもやカワツルモに出会ったのです。

その時に、南島の池がフラッシュバックして、この仲間は散布能力がものすごく高いのでは？他の水草はどうなのか？という疑問がわき上がり、水草の散布（旅）に関する研究が始まりました。言うなれば、今回の水草展の始まりでもあったのです。
当時の自分が南島とバヌアツで感じた驚きを、水草展でみなさまにお伝えできたらと思います。

詳しい内容や準備状況は、このブログでさまざまにご紹介していきます。
どうぞお楽しみに！