2014/10/09(木)
みなさんこんにちは。きのこ担当の保坂です。
先週末は台風18号の接近を心配していましたが、ついに月曜日にかけて関東地方も暴風域に入りました。ただ、タイミング良く植物園は休園日。もし開園日だったら、臨時休園の可能性もあったことでしょう。
このブログでも何回か書いていますが、きのこ展と台風は切っても切れない関係にあるようです。毎年きのこ展期間中、しかも開幕日には決まって横殴りの大雨となっています。昨年は特に当たり年で、台風が3つもニアミスしました。結果から言うと台風の直撃は免れたものの、週末にかけて臨時休園もやむなし、という状況だったのです。
今年もきのこ展が近づいてきましたが、さっそくの台風の接近でまず心配したのが、設置したばかりの横断幕の状況です。雨が降りしきる中、4か所すべての横断幕をチェックしてみましたが、いまのところ問題はなさそうです。
今回の台風では大雨も重なり、よく行く職場近くの公園の芝生広場も池のようになってしまい、同じく近くの川も増水して危険を感じるほどでした。
幸い午後には台風の影響はほぼなくなり、青空が広がったのですが、被害にあわれた方も多かったのではないかと思います。
植物園ではほとんど被害はありませんでした。火曜日には僕が担当する大学生対象の博物館実習も無事行われ、園内のきのこをみんなで調査しました。台風でかなり雨が降ったから、たくさんきのこが採れるのでは?と思うかもしれませんが、実際は台風直後というのはきのこ採りには不向きです。枝や葉っぱが大量に落ちている林床できのこを探すのは難しいし、生えていても大雨の影響で水浸し。あまり良い状態のきのこは採れないのです。
でも今回の大雨で、きのこ展の開幕に合わせるように大量のきのこが生えてくるかもしれません。でも...台風18号をさらに強烈にしたような台風19号が早くも近づいてきました。きのこ展開幕に重なることはなさそうですが、再び本州直撃も十分考えられます。19号そしてその後続くであろう台風が、きのこ展期間中に来ないこと、そしてみなさんの無事を祈りつつ、ヤキモキしながら準備を進めている今日このごろです。