2014/8/14(木)
みなさんこんにちは。国立科学博物館できのこを研究している保坂です。いよいよ2014年のきのこ展が本格的に始動開始です!2010年より毎年ご好評いただいている筑波実験植物園での「きのこ展」ですが、今年で早くも5回目になります。
今年の開催は10月18日(土)~10月26日(日)の9日間です。もちろん期間中は月曜日を含む毎日開園ですので、ぜひ平日もお越しください。
大量の野生きのこや栽培きのこの展示は昨年と同様「多目的温室」内で行います。昨年は台風の当たり年。期間中に台風が2つも直撃しそうになりましたが、それでも温室内でゆっくりと生きのこを見学していただくことができました。ただ、ぜひ台風の来ないきのこ展を願っている今日このごろです。
また、今年のサブテーマは「地衣類(ちいるい)」です。いったいなぜきのこ展で地衣類?というよりも、そもそも地衣類って何?という方々にも、きっと納得していただける展示内容になると思います。
さらに、2011年から毎年きのこ展期間に開催している「きのコン」(きのこ画コンテスト)も今年で4回目を迎えます。そして...ただいま作品を募集中!筑波実験植物園で申し込み用紙を受け取り、〆切の9/30(火)までに提出してください。ユニークな作品お待ちしております。>> 応募要項はこちら
説明にもある通り、「きのコン」は絵のうまさを審査するコンテストではありません。何が審査基準かというと、絵からあふれ出る「きのこ愛♥」です。ですので、実在しない想像上のきのこを描いても良いし、何百種のきのこをいっせいに描く、なんていうのもアリです。また、きのこ展のサブテーマにあわせて、今年は地衣類の絵も大歓迎!ぜひきのこ愛・地衣類愛にあふれた絵を描いてください。
当ブログは、きのこ展担当の菌類研究者である保坂(今回の記事担当)・細矢・大村の3名の他、展示担当の関係者一同でアップしていきます。きのこ展準備の様子、研究や調査の様子、またきのこ展が開始した後は、イベント情報などを掲載していく予定です。今後も随時チェックして、ぜひ今年のきのこ展には2度・3度とお越しください。みなさまとお会いすることを楽しみにしております。
もうすでに植物園には大量のきのこが発生しています。これはエリマキツチグリ。きのこ展期間中も見ることができると思います。