学校授業

さとうきびを使った食育学習プログラム(高等部向け)

春「さとうきびを育てよう(総合的な学習の時間)」

概要

実施日:2012.5.17
実施場所:筑波実験植物園
対象:土浦特別支援学校高等部(計34名、うち車いす2名)
内容:さとうきびについて簡単に学習した後、さとうきびを植付けし、観察・記録した。合わせて温室案内を実施した。
ねらい:
普段接しない植物について筑波実験植物園と連携して調べたり、発表したりすることを通じて日本の気候、自然への理解を深め、関心を高め、生活に活かすことができる。
筑波実験植物園でサトウキビをはじめ、特徴のある様々な植物を観察したりすることで植物の多様性、生命の不思議等を実感することができる。
サトウキビ収穫までの観察記録を協力して作成することができる。

実施内容

時間 学習内容および活動 指導上の工夫・留意点
10:00 挨拶・植物園職員紹介。 園の職員は5名で対応。
10:05 植物園利用マナー説明。 紙芝居を使って「植物園からのおねがい」として、植物園では@とらない、A入らない、B食べない、C走らない、について指導。
10:10 2班に分かれ、活動開始。 各班には植物園職員2名ずつサポートをつける。
10:10 <さとうきび班>
・植栽エリアへ移動(約5分)。
・紙芝居を用いて、さとうきびに関するクイズ!(約5分)。
・紙芝居を用いて、さとうきびの植付け方の説明(約5分)。
A3の紙芝居を用意し、クイズ形式でさとうきびの利用や特徴、植付け方について学習。
10:20 芽だししたさとうきびを受け取り、穴を掘って植え付け、水をやる(約10分)。 ・事前(3月中)に植物園温室にて、さとうきびを芽だししておく。
・4品種を用意。1人1株植え付け、観察し、友達の株と比較していく。
活動の様子01
車椅子の生徒向けに、大きな鉢を用意し、植付けを体験できるように配慮。
10:30 さとうきびの長さや太さを測定し、観察して記録する(約10分)。 ・観察記録用紙とスケール(1メートル程度)を準備。
・植栽したさとうきびの品種を観察する。
10:40 <植物園 温室案内>
・温室ぐるっと体験(約30分) 。
・温室のさとうきびも観察。
・熱帯の植物を中心に観察。
11:10 ・全員集合 ・今日のまとめ(約5分) 。
・植物園職員から、これからのさとうきびの栽培を紙芝居にて説明(約5分) 。
・水やり、除草、土寄せ、施肥について解説。
11:20 ・退園。 ・植物園の担当職員でバスを見送る。

植物園側の事前準備

●緊急時の対応
以下について、対応担当者(なるべく授業非対応の職員)とスペースを決めた。
・ 急病、怪我:救護室の確保。
・ 行方不明:園内放送の実施、捜索には多くの職員に協力を依頼。
・ 災害時の対応:集合場所を決定。集合後、担当者の指示に従う。

●トイレ
不十分なため、椅子、ジョイントマットシート、パーティションを準備し、おむつ交換などに対応できるようにする。

●救護室の設置
空調の整った部屋を確保し、寝転んで休めるよう、椅子とジョイントマットシートを準備。

●さとうきびに関する事前準備
・3月初旬まで:複数品種入手し、温室にて芽だし。
・屋外エリアにさとうきびの畑を準備。
・さとうきび用の解説パネル、および3メートルのスケールを準備。

●紙芝居、および観察記録の準備

実施後の教員向けアンケート結果

ダウンロード

学習実施計画書 かみしばい 観察記録用紙
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補足資料