さとうきびは、成長も速く観察のしがいがあるだけでなく、味が良いため、かじったり、砂糖にして味わうことができるなど、食育学習向きの素材です。またさとうきびは丈夫でほとんど手がかからず、肥料もさほど必要とせず病気もほとんどありません。ただ熱帯地方の植物のため、茨城県では十分育たない可能性を考慮し、今回は3月初旬に温室にて芽だし作業をし、5月に屋外に植え込みました。今回は4クラスそれぞれに異なる品種を準備し、成長や糖度、砂糖の味などにどのような違いがあるかを比較実験しながら授業を実施しました。
一本の苗から少なくとも3本のさとうきびを収穫することができた。
以下の4品種を試し、11月の時点でいずれもかなり高い糖度を示した。特にF8は早熟で10月末の時点で15を超え、 NiH25は11月で甘さが16を超えていた。今回は11月19 日のさとうきびを用いて砂糖作りを行ったところ、いずれの品種でも味の良い砂糖をつくることができた。
各品種の糖度測定の結果
10月24日 | 11月19日 | 12月12日 | |
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Ni15 | 14.7 | 14.7 | 16.2 |
NiF8 | 15.0 | 16.0 | 16.1 |
Ni24 | 14.6 | 14.7 | 14.1 |
NiH25 | 12.9 | 16.4 | 17.4 |
制作協力 : 小林弘美
さとうきびの苗および情報提供 : 独立行政法人 種苗管理センター 沖縄農場