筑波実験植物園では、2011年から特別支援学校との連携学習を行い、誰しもが楽しみながら学習でき、かつ植物園を利用できるよう、施設面および学習面での植物園のユニバーサルデザイン化に取り組んできました。
授業後に学校の先生から、野菜嫌いの生徒が関心をもちはじめた、学校の木に名前のラベルをつける授業をしたら、木がただの木ではなくなった、といった声がきかれました。たった1回の授業でも、そこから他の物事への関心や興味へと広がりはじめたようです。
これらの活動が、植物園と特別支援学校の連携学習モデルの1つとなればと、これまでの活動内容およびその成果を公開します。全国の学校および植物園や博物館に、植物の新しい楽しみ方や、学習効果の再確認、地域連携のあり方の参考につながれば幸いです。