2017/10/6(金)
『きのこ展』いよいよ最後の3連休!
みなさん、こんにちは。きのこ展担当の保坂です。
のべ10日間にわたる、日本で一番長期間開催される筑波実験植物園の『きのこ展』も、残すところ最後の3連休のみとなりました。きのこ不足が心配される中、毎日の作業で腐ったり萎れたりしたきのこを廃棄して、新鮮なきのこを補充しました。そのたびに、いったい10日間分のきのこがあるのだろうか、と心配にもなりました。でも、研究室や日本全国のみなさんのご協力のおかげで、最後まで無事にきのこを展示できそうです。
最後の3連休はイベントが盛りだくさん!園内きのこ案内と体験コーナー「きのこプラバンストラップと折り絵パズル」は毎日開催しますが、それ以外に以下のようなイベントがあります。お見逃しの無いよう、ぜひお越しください。
10月7日(土)
13:00~13:30 木版画家・武井桂子さんによるきのこ木版画作品解説
※木版画を刷る体験もできます。研修展示館2階の展示場で開催します。
10月8日(日)
11:00~11:30 園内地衣類案内
※地衣類博士の大村嘉人博士(国立科学博物館植物研究部)による地衣類解説です。なお、この案内と午後の園内きのこ案内(13:00~13:30)はともに手話解説付きです。
12:00~12:30 「きのコン」表彰式(研修展示館2F)
※今年は260点を超える応募があり、そのうち11点の作品が受賞作品に選ばれました。
14:00~14:30 菌類セミナー『菌類文学入門』(細矢剛・国立科学博物館植物研究部)
※予約不要。定員80名です。研修展示館3階のセミナー室で開催します。
その他、開園してすぐに、マッシュルームのつかみ取りイベント(有料)も開催されます。マッシュルームが無くなり次第終了とさせていただきます。
10月9日(月・祝)
11:00~11:30 植物画家・本田尚子さんによるきのこ水彩画解説
※「里山のきのこ」の著者でもある本田さんご自身による、きのこ・水彩画の解説です。研修展示館2階の展示場で開催します。
植物園内のきのこもいまが最盛期!季節外れのタマゴタケが大群生を作っています。
その脇には、まだまだ伸びてくるであろう「サンコタケ」の群生が。幼菌(卵)もたくさんあるので、週末にかけて卵の皮を突き破って出てくると思います。
そして、これまた季節外れの夏のきのこ、ダルマのように丸々と太った大型の「ニガイグチモドキ」が生えている様子も見ることができます。
そして園内の数か所に、見事な「カニノツメ」の群落も!こちらも週末にかけて観察できると思います。
これから少し雨も降りそうなので(昼間は降らないでほしいのですが...)、さらに多様なきのこが生えてくるかもしれません。最後の3連休、ぜひきのこ達と楽しいひとときをお過ごしください。