2017/8/29(火)
インドネシアで菌類講座
皆さんこんにちは。きのこ展担当の保坂です。
今回は少し前の話になりますが、今年の3月に行ってきたインドネシアについて紹介します。
僕にとっては初めてのインドネシアでした。いっしょに行ったのは多孔菌類の分類で有名なH先生。ESABII (East and Southeast Asia Biodiversity Information Initiative) という主にアセアン諸国を中心とする組織が主催する、きのこの分類学講座に講師として招待されました。
行ってみると、受講生はインドネシアはもちろんのこと、アセアン加盟国からは今回都合がつかなかったブルネイを除く、全ての国から参加していました。
講習の内容は、教室での講義、菌類標本庫の見学など様々です。出身国も宗教もみな異なるので、色々な恰好で講習を受けます。
講習の後半は実際に野外に出てきのこを採集し、持ち帰ったきのこを観察します。
たった3日間の講習でしたが、多くの菌類関係者と知り合いになり、情報交換もできました。とても充実した講習だったのではないかと思います。そして最後は講師自ら受講生に修了証書を授与。記念撮影をしたと思ったら、そこでサプライズ。
なんと、ESABII主催者から講師にも証書(講師証書?)が渡されたのです!まさか講師として行った先で、このようなものを受け取る立場になるとは思っていなかったので、うれしいサプライズでした。
きのこ展について言うと・・・いよいよ8月31日をもって「きのコン」応募は締め切りです。その後作品の審査をして、本格的な展示の準備が始まります。あと開幕まで1カ月ちょっと。みなさま、きのこ展でお会いしましょう!(ブログは今後も続きます)