2014/5/13(火)
徳之島に固有植物調査に行ってきました研究員の國府方です。
ゴールデンウィークに徳之島に日本固有植物の調査に行ってきました。最大のお目当ては沖縄群島と奄美群島にしか分布しないリュウキュウハナイカダです。
こちらは、リュウキュウハナイカダの自生する山です。
葉の上に花を咲かせることが特長で、名前もこの特長からつけられました。
もう少し詳しく言うと、葉の主脈と花柄がくっついてあたかも葉の上に花が咲くようにみえます。
リュウキュウハナイカダは本州にも分布するハナイカダの変種で、葉の形と大きさで区別されています。
訪れたリュウキュウハナイカダの自生地は毒蛇ハブがたくさんいることで有名な場所でびくびくしながら調査をしましたが、 幸いにハブと遭遇することはありませんでした。琉球調査はハブが一番怖い・・・
ともあれ、リュウキュウハナイカダは日本固有の植物展に登場します。そのかわいらしい姿を是非ご覧下さい。
徳之島を含む奄美群島は固有種の宝庫(特に奄美大島)です。その他にも奄美の珍しい植物も展示します。こちらのほうもご期待下さい。