皆さんこんにちは。きのこ展担当の保坂です。

今年のきのこ展も週末からの３連休をもって終了となります。今年は最終日が月曜日（10/10祝日）ということもあり、例年よりも長い延10日間の開催となりましたが、なんとか皆さんに喜んでもらえるだけのきのこの多様性は用意できたのではないかと思います。それでは３連休にかけて行われるイベントをいくつか紹介します。

10月8日（土）

10/8（土）には武井桂子先生による「きのこ版画解説」が、13：00から行われます。参加は自由で予約不要です。きのこを含む菌類などの、目立たない生き物に深い愛情を注いでおられる武井先生の、深いきのこ愛に満ちたお話しが聞けると思います。

同じく10/8（土）14：00からは、植物柄研究部・細矢剛先生による菌類セミナーがあります。演題は「『菌類』の仲間の分類を整理しよう」。きのこやカビなどの菌類と、それ以外の「菌類」。例えば変形菌、卵菌類、細菌類などは同じなのか違うのか、全生物にわたる「菌類」の不思議をお楽しみください。予約は不要です。

10月9日（日）

10/9（日）には２回目の園内変形菌案内（11：00から）があります。日本変形菌研究会による、野外での変形菌案内は見逃せません。ちなみに、最初の週末に行われた１回目の変形菌案内には100名を超える参加者がありました。大きさ数ミリの変形菌を100名以上が同時に探す様子は壮観でした。

日曜日限定のイベントとしては、ジャンボマッシュルームのつかみ取り（有料）があります。例年よりも大量に用意されているマッシュルームですが、最初の日曜日は、やはり昼過ぎにはほとんど採り尽されてしまいました。どうしても欲しい方は午前中の来園をお勧めします。

同じく10/9（日）には「きのコン」（きのこ画コンテスト）の表彰式（12：00～12：30）があります。受賞した皆さんもそうでない皆さんも、きのこ愛に溢れた作品群と共にいっしょに表彰式をお楽しみください。

10月10日（月・祝）

きのこ展最終日（10/10月・祝）にもイベントが盛りだくさん。11：00からはギャラリートークとして地衣類の案内があります。生きのこ展示場になぜか広がるプラレールを不思議に思っている方も多いかもしれません。実はそこに大量に使われている生き物こそが「地衣類」。展示場にある地衣類から始まり、園内を実際に歩いて地衣類の不思議を体験します。この地衣類案内と、13：00～行われる園内きのこ案内には手話通訳が付きます。

もちろん最後の週末と最終日にも、大人気のマグネットとミニ絵本工作コーナーは開催します。午前の部と午後の部それぞれに先着順で整理券を配布します。各回60名の限定イベントなので、参加したい方は早めのご来場をお勧めいたします。

なお、きのこ展が終了する10/10（月・祝）以降も、研修展示館１Fの変形菌展示と、２Fのアートコーナーの一部は引き続き展示を行います（10/18火までの予定）。期間中にじっくり見ることができない、という方がおりましたら、ぜひきのこ展終了後にもお越しください。

それでは、最終日までイベント盛りだくさん、展示きのこも盛りだくさんの「きのこ展」。天気が良くても悪くても、皆さんのお越しをお待ちしております。