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2013/12/25(水)

ニッキ飴のいい匂い!「ニッケイ茶」

開催初日から連続三日間、氷雨が続きましたが、三連休は寒さの中にも陽だまりの暖かさが心地よいお天気となり、たくさんのお客様にご来園頂きました。

連休中のお楽しみイベントとして、多目的温室において時間限定でニッケイ茶と雪茶の試飲を行いました。

ニッキ飴のさわやかな匂いとほんのり甘みのするニッケイ茶。
作り方を紹介します。簡単です。

ニッケイ

ニッケイです。葉に3本の平行な葉脈が見えます。クスノキの仲間の特徴です。


ニッケイ茶のつくり方01

葉を水洗いした後、沸騰したお湯に入れて5分弱煮立てから火を止めます。
5分以上煮ると甘みが落ちてしまいますのでご注意を。


ニッケイ茶のつくり方02

煮るとお湯の表面に油が出てきますので、あく取りをする要領ですくいます。 写真はすくい取った油。表面の白っぽいのが油成分です。
こんなに油が含まれているとは、すごい・・・。

ニッケイ茶のつくり方03

10分間ほど置いておくと、味に深みが出ます。


試飲会の様子

企画展での試飲会では、ニッケイ茶の抽出の待ち時間に、 地衣類のお茶「雪茶」について解説をしました。
「雪茶」は地衣類のムシゴケが材料となっています。
甘みのあるニッケイ茶に比べさわやかな苦みが大人の味です。

珍しい味を体験できて、「ニッケイ茶は毎日飲みたいなあ」とお客さんも大満足のご様子でした。

(文・写真/谷村・大村)