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2013/12/5(木)

うごく植物「オジギソウ」育成中!

さわって面白い植物の中でも,オジギソウは1,2を争う人気者です。
指でやさしくなでてあげると,葉がパタパタと閉じていきます。さらに,オジギソウ全体を触ってあげると,まさに「おじぎ」をするように,小葉の根元からパタリと折れるように動きます。


まもなく始まる「さわろう!植物展」に合わせて,温室担当の小林さんがオジギソウを育成しています。ちょっと裏話をご紹介。

「オジギソウは,5月頃に種をまくと50cmぐらいまで大きくなります。そして,ボンボンのように丸くて,淡い紫色のかわいらしい花を咲かせます。しかし,大きくなってくると,茎のところにトゲができます。」

えっ,トゲ!どこだろう?
育成中のオジギソウには,ほとんどトゲは目立たない。

「皆さんにオジギソウの動きを楽しんでもらうために,展示するオジギソウは,9月から育てて,背丈を10cmほどに調整しています。そのため,ほとんどトゲはありません。」

なるほど~!ちょっと小ぶりなオジギソウだけど,ダイナミックな動きを安心して楽しめるというわけですね。

「10cmほどに育ったあとは,温度の違う温室を転々と移動させながら,この大きさをキープしています。25℃ぐらいで良く育ち,良く動くようになります。暖かい地方の植物なので,寒さには弱いです。」

わお~,手間暇かけているのですね。
かわいい動きのオジギソウを会場でお楽しみ下さい!

(文/大村,話/小林)