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2013/12/4(水)
「さわろう!植物展」への入り口 ~サルオガセモドキ~こんにちは!植物研究部の大村です。
植物って,こんなに柔らかくて気持ちが良いんだ!こんなに堅いのもあるんだ!いい匂い,くさい,重い,軽い,さわったら動く,などなど,植物には本やホームページでは直接伝えられない面白さやダイナミックさがあります。「さわろう!植物展」では,そのように直接体験しなければ分からない植物の特徴をお伝えする予定です。
このブログでは,企画展に登場するおもな植物を紹介していきます。もちろん,その面白さは文字ではお伝えしきれません。理屈や難しい説明はいりません。とにかく,さわろう!植物展に来てみて,さわって,体験して下さい!
第一回目はサルオガセモドキの紹介です。
企画展の入り口では「もじゃもじゃゲート」が皆さんをお迎えします。
もじゃもじゃの正体は,パイナップルの仲間の植物「サルオガセモドキ」。この植物,実はこの状態で生きていて,根がなくても,葉や茎の上の毛状体から水や養分を吸収して成長しているのです。途中で切れても,どんどん増えます。荷造りのクッション材にも使われてきたものですが,その手ざわりやいかに・・・。
サルオガセモドキの名前は,「サルオガセ」に似ていることに由来しています。“本物の”サルオガセは、菌類と藻類の共生体である地衣類の一種で、同じく根がなく,空気中の水分と養分を吸収して生きています。(ちなみに,私が専門としている研究材料は地衣類です。)
今回の企画展でスタンプラリーに参加された方には,なんと先着で500名様に サルオガセモドキをプレゼントします。
先日,サルオガセモドキを入れるためのおみやげ袋を作りました!切り絵文字をくりぬいた型紙を使って絵の具を塗って,暖かい感じに仕上がりました。
「さわろう!植物展」を是非お楽しみに!