筑波実験植物園

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こんにちは植物園です

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5月10日(土) 臭い花の謎を解明した研究についてニュース展示しています!
研究員の奥山です。

5月9日付で、「あえて「臭く」進化した花たちのニオイを生み出す仕組みを解明-虫を呼ぶために複数の植物で収斂進化していた!」という研究プレスリリースを行いました。
筑波実験植物園で長年行なっていたカンアオイについての研究の集大成と言える内容で、米国の科学雑誌サイエンスに掲載(発表)されました。
現在、この研究に用いた26種をはじめとして40種あまりのカンアオイの仲間が絶滅危惧植物温室でご覧になれます。
そこで同じ場所に研究内容に関する説明パネルを設置し、ニュース展示として公開中ですので、ぜひ絶滅危惧植物温室まで足をお運びください。
特に研究中で重要な役割を果たしたトクノシマカンアオイ(写真左下)などが、今見頃です。

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5月9日(金) クレマチス園通信2025(その3)
こんにちは。研究員の村井です。
クレマチス園では、カザグルマなどの早咲きが盛りを過ぎ、
今度は八重咲きの花が見ごろを迎えています。
テント周辺では、新しい品種の‘虹の彼方’や‘水面の妖精’などがご覧いただけます。

本日は、枝変わり(突然変異)品種を少しご紹介します。

まず現在テント下で展示中の‘紅焔(こうえん)’は、
‘ドクター・ラッペル’の枝変わり品種で、雄しべが弁化しています。

また先日まで展示していた‘フェアリーロゼ’は、
「日本の名花」である‘柿生’の枝変わり品種でした。

クレマチスは、このような枝変わりが起こることがあり、新しい品種も見出されています。
私たちが多様なクレマチスの花を楽しむことができる一つの要因と考えられます。

クレマチスの「花のリレー」は、前半から中盤に移っているところです。
この先、雨予報の日もありますが、雨に濡れたクレマチスも美しいです。
ぜひご来園ください!

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