筑波実験植物園

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こんにちは植物園です

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6月27日(木) 水生植物エリア 〜木道工事終了、ミツガシワの剪定も完了!
こんにちは、登録室のTです。
W13(水生植物エリア)は、4月半ばからおよそ2か月間にわたって、木道の改修工事をおこなっていました。そのため、≪あずまや≫を閉鎖、木道も部分的に通行止めとしていましたが、過日工事が完了し、全面的に散策できるようになりました。来園者の皆様には、長らくご不便をおかけして申し訳ありませんでした。

工事期間中は、植物園スタッフも、自由な立ち入りが許されていませんでしたので、季節的にも植物は伸び放題で、繁殖しすぎていました。そこで、6月24日の休園日に、屋外班スタッフ総出で、ミツガシワの剪定とミツガシワの区画に侵入したアシの刈り取りを行いました。午前だけで終わらず、炎天下にもかかわらず午後も作業を続けて、なんとか8割り方の整備が終わったようです。

その日は朝から30℃を超える快晴でした。登録室スタッフは開花調査に出発。「こんなに暑い日に開花調査は大変だぁ〜!」と弱気なことを言いながら園内を回っていた時に、彼らの仕事ぶりを目の当たりにして、「甘えたこと言ってるんじゃない!」と己に鞭と気合を入れなおしました。

木道に覆いかぶさるように伸びていたミツガシワも、剪定後はすっきり。池との境が見えるので、踏み外して池ポチャになる危険もなくなりました。化粧直しして美しくなったこの水生植物エリア、一見の価値、イエ、ひと歩きの価値ありです。


*生きた植物の管理は真夏でも待ったなし!屋外活動の際は、熱中症対策を万全に、こまめに休憩をとりながら作業を行っています。

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6月25日(火) 半夏生 〜「ハンゲショウ・レストラン」営業中!!
こんにちは、登録室のTです。梅雨入りが例年よりも10日くらい遅かったかと思えば、6月半ばで夏日、真夏日、猛暑日と日に日に暑さを増してゆき、ついに6月24日には茨城県で今季初の「熱中症警戒アラート」が発令されました。まだ夏の入り口というのに、今年の夏はどうなってしまうのでしょうね。

雨や曇天が多いこの時期、気分転換に植物園散歩なんていかがでしょう。今、園内の「みごろ1位」はハンゲショウです。水生植物エリアの木道も新しくなり歩きやすくなりました。木陰も多く、風の通り道となっているこのエリアの一角を占有するように勢いよく草丈を伸ばしています。その名のとおり半分だけ化粧したように葉が白くなっています(「半化粧」とも書く)。花弁をもたないハンゲショウが、昆虫たちに開花を知らせるサインで、「ハンゲショウ・レストラン営業中!」ということです。

余談ですが、今年の暦は6月21日が二十四節季の夏至でした。夏至から数えて11日目の7月1日は七十二候の「半夏生(はんげしょう)」。この「半夏生」は「半夏が生ずる頃」という意味で、ここでいう「半夏(ハンゲ)」とは、サトイモ科のカラスビシャクのことで、植物園の屋外みごろ1位の半夏生(ハンゲショウ:ドクダミ科)とは別ものです。*半夏生については、諸説あります。

今の猛暑のせいで、園内のハンゲショウ・レストランは、暦の「半夏生」までには閉店するかもしれません。(笑)お早めにご来園ください。

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6月16日(日) 「つくば夏の洋蘭展」が始まりました!
恒例の「つくば夏の洋蘭展」が、6月16日に開幕しました。

つくば洋蘭会の皆様が手塩にかけて育てた美しい蘭の競演は、6月23日(日)まで7日間限定の公開です。
お見逃しなく!  ※6/17(月)は休園日です。

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6月7日(金) 植物園のPENだより公開!!
研究員の水野です。
この度、植物園のホームページに「筑波実験植物園PENだより」のページを作成しました!

「PEN」とは、“Phenological Eyes Network”の略で、気候変動に伴う生態環境 (生物多様性) の異変をとらえるための、 衛星リモートセンシングシステム網です。

当園には、筑波大学のPENチームが開発したシステムが設置されており、様々な季節の変化を測定・収集し、研究に活用しています。

このページでは、PENシステムが捉えた園内の変化を「PENだより」として、筑波大学から提供いただき、不定期に更新して行きます。これまでと違った視点で植物園をお楽しみいただければ幸いです。

以下からアクセス!
↓↓↓↓
筑波実験植物園PENだより

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