筑波実験植物園

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こんにちは植物園です

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7月31日(水) 上野で高山植物展がはじまりました!
研究員の村井です。

7月30日から上野本館で企画展「高山植物〜高嶺の花たちの多様性と生命のつながり〜」がはじまりました!
2018年に当園で開催して多くの方にご来場いただいた「高山植物〜かけがえのない高嶺の花たち〜」の内容をさらに充実させています。
今回は、高山植物の美しい樹脂包埋標本をはじめ、貴重なさく葉標本や資料なども多数展示されています。
また高山植物と共に生きる、ライチョウをはじめとする高山の鳥類や哺乳類、マルハナバチやチョウといった訪花昆虫などについても、標本と共に紹介しています。特に幼虫がコマクサを食草にしているウスバキチョウは、同じく本館で開催中の特別展「昆虫 MANIAC」で巨大模型を展示し、高山植物展では乾燥標本がご覧いただけるコラボ展示も実施中です。
さらに、高山植物の研究や、当園で取り組んでいる絶滅が危惧される高山植物の保全などについても紹介しています。

迫力のある映像や臨場感のある展示会場で、皆様をお待ちしています。
外はとても暑いですが、展示会場は高山のように涼しいです。
高山植物展は、11月4日(月・休)まで開催していますので、ぜひお越しください!

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7月26日(金) 〜カッコいいのはマシーンだけじゃないぜ!〜
みなさん、こんにちは。植物園のながたです。

今日は「参上!植物園のスーパーマシーン」のイベントを開催しました!
酷暑の中、ご来園いただきありがとうございました。
植物園の重要なポジションである屋外圃場班は、『縁(園)の下の力持ち』でありまして、口数は少ないが、いざとなったら本当に頼りがいのある仲間です。

今日のイベントでは、重機を使いこなし機敏な操作に、こどもたちの歓声が上がり、驚きの表情であふれていました。いつのまにか私も流れる汗を吹き飛ばし見入ってしまいました。

最後には感動に近い思いになり、ありがとうの気持ちでいっぱいになりました。
表には出なくても欠かせない存在「屋外圃場班」、いてくれて良かった!

『縁(園)の下の力持ち』おかげで、植物園は生き生きしているのです。

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7月25日(木) 夏休み植物園フェスタ人気イベント開催 〜参上!植物園のスーパーマシーン
こんにちは、登録室のTです。「暑いですね!」が挨拶になってしまう毎日です。「もう外に出たくない!」・・・と私も思っていますが、仕事は待ってくれない!(涙)

さて、「夏休み植物園フェスタ」も残すところあと4日となりました。連日の猛暑にもかかわらず、ご来園くださる方がいるとは正直とても驚いています。くれぐれも無理をせず、暑さ対策をお忘れなく・・・。

さて、7月22日(月)に開催された【参上!植物園のスーパーマシーン】、植物園で大きな力を発揮して、人を助けてくれる様々な働く機械を紹介する人気イベントです。猛暑にもかかわらず50名を超える親子ギャラリーに見学していただきました。ありがとうございました。

明日(7/26)に10時45分からもう1回開催します。イベントの最後には、お土産として虫除けの効果があるとされる「ひのきチップ」の取り放題もあります!1回目を見逃した方は、明日がチャンスです。

もう1つ「夏休み植物園フェスタ」準備チームからのお願いです。皆様の貴重なご意見をwebアンケートという形で収集しています。会場でアンケートに答えられなかった方は、ぜひ写真のQRコードからアクセスして、ご意見ご感想をお寄せください。


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7月22日(月) 水草展準備中 〜見どころ紹介ブログも更新中です!
こんにちは、登録室のTです。
お子様たちは夏休みに入ったでしょうが、朝から熱中症警戒アラートが鳴りっぱなしのような猛暑が続いています。屋外だけでなく室内にいても、くれぐれも無理をせずできるだけ涼しくしてお過ごしください。そこで、自宅で涼むのにもってこいのことをご紹介します。

8月8日(木)から始まる「水草展2024」は、3年ぶりの開催で、体験型メニューも盛りだくさん企画しています。パネル制作、展示会場の設営・什器類の準備だけでなく、水草の栽培・管理、そして何より大事な水草水槽のレイアウトなど、それぞれの担当スタッフたちが企画展の準備の様子や水草展の見どころなどをリレー形式でブログに書いています。外出したくない日はぜひ予習を兼ねてごらんください。

水草展2024のHPこちらから

水草展2024ブログこちらから

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7月19日(金) 夏休み植物園フェスタ開幕! 〜会場準備はねじり鉢巻きで!
こんにちは、登録室のTです。
梅雨明け宣言と同時にミンミンゼミが一斉に鳴き始めました。植物も昆虫も、カレンダーを見なくても、自分たちにふさわしい時期をよく知っていますね。

さて、7月20日(土)から夏休み植物園フェスタが開幕します。今年は「水草展」の準備のため、研修展示館が閉鎖されていますので、屋外2か所のテント会場での開催となります。毎日、@「自由研究のタネ」(1日限定50セット)、A夏の植物ぬりえ(1日限定100枚)も配布します。クイズラリー参加者には2種類のオリジナルシールを日替わりでプレゼント。(どちらがもらえるかはお楽しみに!)

開幕直前週は屋外での展示準備作業が続きました。2時間くらい屋外作業をすると、シャツも髪の毛もまるでシャワーを浴びたかのようにびしょぬれになります。いちいち汗をぬぐってられないとばかりにねじり鉢巻きで作業するスタッフも・・・。そんなこんなの奮闘で、テント下とは思えない仕上がりになっています。ぜひ会場でお確かめください。

ご来園いただいた方全員に、「レア植物カード」もプレゼントします。ご来園の際には、熱中症対策を万全に、くれぐれも無理にないようお楽しみくださいますようお願いいたします。


【イベントのお知らせ】
●7月22日(月)・26日(金) 10:45〜(各回45分程度)*悪天候の場合は中止
 参上!植物園のスーパーマシーン(どなたでも見学できます。)

●7月23日(火)〜25日(木)@10:30〜 A13:30〜(各回60分)
 めざせ!ベストどんぐりスト(各回12組先着順、10分前から整理券配布。どなたでも参加できます。)

●7月20日(土)・21日(日)・27日(土)・28日(日)13:30〜
 ボランティア園案内(藍のたたき染め体験も予定しています。)

■夏休み植物園フェスタの詳細は、ホームページにてご確認ください。

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7月16日(火) 写真展ギャラリートーク 〜日本一大きなクスノキの大きさを体感!!
こんにちは、登録室のTです。7月15日(月・祝)、午前中は生憎の雨でしたが、予定通り午前10時から「写真展:葉っぱの顔と貌 〜写真家・吉野晴朗の世界〜」展のギャラリートークが開催されました。

●葉っぱアートの創作について
作品はすべて生の葉っぱを使っているため、採集してから1日か2日でしおれたり変色したりします。そのため、作品作りは時間との勝負となります。だからといってあらかじめデザイン画を描いておくわけにはいかないそうです。同じ植物でも、葉っぱの大きさや形が様々なので、それらをいかにうまく【見立てる】か、タテにするかヨコにするか、自作の道具を使って細かく葉っぱを動かしながら創作するそうです。作品が完成したら写真を撮影(葉っぱの裏側から光を当てて撮影)して終了。生葉の作品は残りません。まさに一期一会の作品です。

そんな作品作りで驚いたことがあるそうです。木の枝を取ってきて、机の上に置いておいたところ、しばらくすると、小さな虫がぞろぞろと這いだしてきたことがあったそうです。「そうか、鳥たちは木にとまって、こんな虫たちを食べていたんだ!人間には見えないような小さな生き物が彼らにはちゃんと見えていたんだ!」と気がついたそうです。

写真@:鹿児島県にある日本一大きなクスノキ、約800年前からご神木として大切にされていた記録があるのだけど、その時点で樹齢500年くらいだったようなので、今は樹齢約1300年以上。その根元の周囲が33.5mもあったということで、写真A:シュロ縄を使ってその大きさを体感してみよう!ということで、来園者の皆さんと一緒に、33.3mのシュロ縄を広げてみました。なんと、教育棟の3分の2くらいがすっぽり。写真BC:みんなが群がって見ているのは、「タラヨウ」という植物の葉。「タラヨウ」は、まだ紙が普及していなかった時代に紙の代わりに使われていました。こちらは、吉野先生が、平成14(2002)年に採取した葉っぱに文字を刻んだものです。「100年後にまだ文字が残っているかどうか、ぜひ、植物園で保管して、確認してみてください。」との任務を託されました。残念ですが、その場にいた植物園スタッフは誰も生きて残っていないと思いますので、後の人たちに託すことにしましょう。

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7月12日(金) 植物園よりのお知らせ 〜企画展準備にあたって〜
こんにちは、登録室のTです。
梅雨明け間近、いよいよ夏本番、夏休みまでカウントダウンが始まりました。植物園では夏休み期間中に2つの企画展を開催します。
夏休み植物園フェスタ:7月20日(土)〜7月28日(日)*期間中休園なし
水草展:8月8日(木)〜8/18(日)*期間中休園なし
7月20日(土)〜9月1日(日)は、午前9時開園、午後5時閉園となります。

さて、企画展開催に伴う様々なお知らせがあります。
@7月15日(月・祝)写真展ギャラリートークを開催します。
「写真展:葉っぱの顔と貌」展(7/2開幕)に、アート作品をご提供いただいている写真家の吉野晴朗氏が来園されます。午前10時からと午後1時から、それぞれ30分程度、作品への思いや創作のアイデアについて語っていただきます。どなたでもご参加いただけます。

A水草展HPを公開しました。
お待たせしました!8月8日(木)から開幕する「水草展」のホームページを公開しました。前回(2021年)はコロナ禍で体験イベントが少なめでしたが、今回は体験型メニューをボリュームアップした展示内容になっています。「水草展ブログ」も随時更新していきます。ご期待ください。

B研修展示館常設展示室を閉鎖します。
7月17日(水)より、「水草展」準備のため、研修展示館1階・2階の展示室を閉鎖します。ご来園の皆様にはご不便をおかけしますが、何卒ご了承ください。なお、1階の水生植物温室の見学、お手洗いの使用は可能です。

Cきのこ画コンテストの作品募集を開始しました。
6月29日(土)より「きのこ画コンテスト」の作品募集が始まっています。原則として、ご応募いただいた作品はすべて10月12日から始まる「きのこ展」で展示させていただきます。さらに、来年度の「きのこ展」のポスター・チラシなどに使わせていただく場合もあります。優秀作品には表彰状と記念品も用意しています。応募用紙は、教育棟にて配布中です。応募締切は9月16日(月・祝)、今年も多数の力作を期待しています!
※ダウンロード版や郵送による応募用紙の配布はしていません。ご了承ださい。

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7月4日(木) 写真展:葉っぱの顔と貌〜写真家・吉野晴朗の世界〜、始まりました!
こんにちは、登録室のTです。7月になりました。早いもので今年ももう半分が終わってしまいました。

筑波実験植物園では、7月・8月の2か月間に、「夏休み植物園フェスタ」(7/20〜7/28)と「水草展」(8/8-8/18)という2つの大きな企画展が予定されています。担当研究員とともに、目下その準備に大わらわです。

そんな中、「夏休み植物園フェスタ」に先駆けて、「写真展:葉っぱの顔と貌」展が7月2日(火)から開幕しました。葉っぱを使ったアート作品を手掛ける写真家の吉野晴朗先生のご協賛をいただき、空想広がる楽しい写真作品展と、植物園ならではのコラボ企画として、「実物の葉っぱや木を観察する」コーナーも設けています。お子様だけでなく、大人の皆さんも童心にかえって楽しめる展示となっています。写真展は、7月28日(日)まで、教育棟にて開催しています。ご覧になったあとは、ぜひ、作品の感想もノートに残していただけるとうれしいです。

梅雨明け前から真夏日続出ですので、熱中症対策を万全にしてお越しください。

●夏休み植物園フェスタの詳細はこちら

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7月2日(火) ニュートンのリンゴに実がなった!
こんにちは。登録室のuです。
先日のボランティア活動記録簿に「メンデルのブドウとニュートンのリンゴに実ができている」との記入がありました。
園内の区画、中央広場には、上記2種類の、科学者にちなんだ木が植えられています。
ブドウは毎年たくさん実るのですが、リンゴの方はこれまで実を見たことがありません。
(一般に、リンゴやナシは、自分の花粉で受粉・結実することはできないそうです)
この春は例年より花つきがよくきれいでした。たまたまうまく受粉したのでしょうか?
現場に行ってみると、直径5-6cmの緑色の実がひとつ、枝についていました。しっかり育ってくれるといいなあ。そっと見守っていきたいと思います。

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