筑波実験植物園

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こんにちは植物園です

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3月25日(金) エドヒガンとアンズが五分咲きです。
こんにちは。登録室のTです。
暖かくなったと油断していたら、数日前のうっすら積もるような雪に驚きました。
季節外れの雪に驚いたのはきっと植物も同じだったでしょう。

今年は冬が寒かった分、春の花々は一気に咲きそうです。
中央広場のアンズ(園芸品種)とW7(砂礫地植物区)のエドヒガンも、3月24日現在、五分咲きというところです。

週末はあいにくの雨模様の予報ですが、日中の気温が15℃を超えそうなので、開花を進める雨となりそうです。

*園内のみごろ情報は毎週金曜日に更新されます。お見逃しなく!!

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3月24日(木) ハクモクレンの冬芽が次々開いています!
屋外栽培班の二階堂です。

春の大輪花ハクモクレンの花がどんどん開いています!
咲き始めの今だからこそ、つぼみの開く様々な段階を見ることができます。
ふわふわの毛で覆われている冬芽から花びらが開いてくる様子が、小動物が生まれて来るみたいでワクワクします。
冬芽のふわふわを触るなら今が最後のチャンスです!

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3月18日(金) オキナグサがもう咲きました。
屋外栽培班の二階堂です。

植物園バックヤードの圃場にて、昨年に播種をしたオキナグサが小さい葉を開きました!この季節、植物栽培をしている私達は植物の芽吹きや展葉で気分が上がりっぱなしの毎日です。

クレマチス園(現在閉鎖期間中)ではオキナグサがもう花を咲かせています。体感的には凄く早い気がするのですが、過去の開花記録を調べてみると、今時期でも結構咲いていますね。
毛がモフモフした茎や、花びらのように見えるがく(※本種に花弁はありません)がなんとも猫の尻尾みたいで癒されます。

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3月16日(水) 早春の妖精カタクリ、降臨!!
こんにちは、登録室のTです。

つい数日前まで寒い寒いと思っていたら、先週末から気温がぐんぐん上昇、日中、長袖で日向を歩くと少し汗ばむ陽気となってきました。

セツブンソウやフクジュカイはそろそろおしまいですが、代わって春の妖精(スプリング・エフェメラル)カタクリが、W3の雑木林に降臨です。まだほんの1輪、2輪ですが、今にも咲きそうな蕾の株もいくつもあります。
(*ご覧になる際、林床への立ち入りはご遠慮ください。)

同じW3のエリアの奥には、早咲きのオオシマザクラも純白の花を咲かせています。
トサミズキ、シデコブシ、ネコヤナギ、ダンコウバイ等々、早春の花々の開花で、園内は一気に華やいできました。

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3月8日(火) でっかいハチの巣を採りました!
屋外栽培班の二階堂です。

縦58p、横52p、厚さ28p。これは蜂(キイロスズメバチ)の巣の大きさです。形が球状の場合は直径で大きさを表しますが、この度は窓ガラスにへばりつくように作られたので、平べったくなりました。場所は筑波実験植物園の森林区に隣接する収蔵庫の上階。これほど大きい巣は植物園でたぶん初めてです。しかし重さは1kg程度と驚くほど軽く、であるのに巣が建物に付いている箇所は凄く頑丈。蜂がいなくなる冬を待ち、ツリークライミングハーネスを用いてアプローチし、ノコギリで切り剥がしました。この造形美、この迫力、蜂という建築家の能力、そして巣を採る大変さ、いつか展示できればと思います。

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3月3日(木) 伐採されたヤシの活用
こんにちは。植物研究部の田中伸幸です。

2月22日のブログで、温室内のユスラヤシの伐採の話がありましたが、切られたヤシはどうなったのでしょうか? 

温室内で伐採されたヤシは、葉と花序を標本にして、ハーバリウムに永久に保存されました。今後の分類学の研究に役立てられます。

ヤシ科の植物は、とても大きいため、通常のサイズの台紙に貼るとかさ張って、重ねた時に上下の標本が傷んでしまいます。

そこで、台紙に貼るのではなく、台紙と同じ紙でできたホルダーに収納します。このホルダーのことを「パームホルダー」と呼んでいます。

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3月1日(火) バックヤードで「アマミエビネ」が咲いています。
園内もだいぶ春を感じられるようになってきましたね♪

圃場(バックヤード)の温室では「アマミエビネ(Calanthe amamiana Fukuy.)」が少し前から咲き始めました。

「アマミエビネ」は環境省のレッドデータリストでは絶滅危惧カテゴリーIA類(CR)に指定されている琉球固有の植物です。

可憐に咲いているアマミエビネに癒されながら
ずっと後回しにしていた強敵のソテツ達との格闘(あちこち血だらけ傷だらけになりながらの植え替え)が一段落したと思いきや、鉢が割れてしまう程、根詰まりしている大きめのリュウビンタイを発見…。

麗らかな春をワクワク待ちながら、待ったナシの植え替えシーズンの始まりをヒシヒシと感じる「わっちー。」でした。

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