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- 5月19日(金) 個性豊かな“つる植物の女王”一家
こんにちは、スタッフの奥村です。
先日、クレマチス園の除草作業をしていたら、側にいらしたお客様が
「えっ! これもクレマチスなんですか?」と驚かれました。
お客様がこの時ご覧になっていたのは、クレマチス‘明神’
インテグリアフォリア系の品種で、草丈が低く、いわゆるクレマチスのイメージと異なる見た目です。
私も初めて見た時に同じように驚きました。
クレマチス(Clematis)属は、園芸品種を含む約3000種類全体を指すラテン語の学名です。
“つる植物の女王”として親しまれているクレマチス一家は約3000人の大家族、個性も豊かです。
当園で開花する時期も様々で、4月下旬には咲き始めるモンタナ系もあれば、夏に開花するクサボタン系野生種、
クリスマスの時期に咲いている、クレマチス‘ジングルベル’もあります。
また、色や形、大きさも実に様々です。
皆様ぜひ、多様な個性溢れる クレマチス一家に会いにいらしてください。
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- 5月12日(金) シジュウカラ調査
- こんにちは、事務のMです。
今回、動物研究部の濱尾先生が園内でシジュウカラの調査を行うとのことで、
その様子を見せていただきました。
筑波実験植物園に生息するシジュウカラの調査研究の一環で、
定期的に、園内にかけてある30もの巣箱の調査を行っていますが、
学術研究のために環境省(関東地方環境事務所)から受けた許可に基づいた調査となっています。
また、個体を特定して観察するために、許可を得て足環を付けており、
カラフルな色を組み合わせて、遠くから見てもわかるようにもしています。
今回は成鳥1羽とヒナ7羽の測定を行いました。
まずは遠くから巣箱の様子を確認。
親鳥が近くにいると警戒するため、警戒の鳴き声がしないのを確認してから
すばやく巣箱をチェックすると、孵化してまだ1週間くらいの様子のヒナがたくさん!
よく見るとそのなかにまだ卵が1つ・・・
濱尾先生曰く、この時点で卵ということは無精卵でしょう、とのことです。
シジュウカラは1日1個ずつ、数日かけて産卵し、抱卵するときは同時にするので
孵化に誤差はあまりないためだとか。
そういう話に耳を傾けつつ別の巣箱へ。またヒナがいました!
7匹のヒナたち、こちらは孵化して約2週間くらいとのことです。
さっきのヒナよりも羽毛が見られ、ボサボサしています。
羽の部分はまだ鞘のような部分で覆われており、全体的にトゲトゲのスカスカな感じです。
この鞘が壊れて羽毛が出てきますが、その様子も垣間見られて面白いなあと思いました。
そしてその鞘が壊れた際に出てくるフケのようなものが、昆虫のエサともなり、
シジュウカラが巣立ったあとでも、湿度や温度が安定した巣箱の中は昆虫のすみかともなる・・・。
うまくリサイクルされているのですね。
改めて見ると、シジュウカラの巣はコケなどがメインですが、真ん中は産卵場所のため
獣毛などでフカフカでよく出来ているなあと感心です。
しかしあの小さなくちばしで巣材をくわえてせっせと運ぶとは・・・いったい何往復するのか・・・
考えるだけで気が遠くなります。
天敵が多いなか、現実は厳しいとは思いますが、
できるだけ1匹でも多く巣立っていけることを願います。
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- 5月8日(月) クレマチス園は花盛り
こんにちは、スタッフの奥村です。
G.W.も終わり、 クレマチス園の様子を見に行ってびっくり!
早咲きのモンタナ系に加えて、カザグルマを含むパテンス系が花開き
なんとも華やかな園になっていました。
中でも様々な色や形のあるカザグルマは見比べていると本当に面白く
なぜこんなに個性が出るのだろう?と疑問を感じずにはいられませんでした。
咲き誇るクレマチスの面々に思わず見入ってしまいましたが、
来年のクレマチス園のポスター制作に向けて、美しい“今”の姿をせっせと写真におさめました。
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- 5月2日(火) 宝石の塔
- こんにちは!登録学習展示室のながたです。
屋外は新緑のきらきらと、動き出した花たちのそわそわで満ち溢れています。
そんなある日開花調査をしていたら、温室担当のコバやんに会いました。
そして・・・
「宝石の塔が咲いたの、見てみて!」とコバやん。
「エッ何々?宝石?見たい!見せて!」と私。
(キラキラしてんのか?ジュエリーか?粒は大きいのか? 想像だけが先走る私)
目に飛び込んできたのは、下から上へ登るように咲いている赤い花とたくさんの数えきれないつぼみ!
あぁ美しい!エキウムが「宝石の塔」と呼ばれる所以なのですね。
大切に生育してきた植物をお披露目できて、本当に嬉しそうなコバやんの笑顔が宝石のように輝いていました。
地球上には美しい花が、まだまだたくさんあるのでしょう。
エキウムはサバンナ温室で会えますよ。
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