筑波実験植物園

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こんにちは植物園です

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2月23日(木) 冬のクレマチス園_裏話
こんにちは、事務のMです。
4月下旬から開催予定のクレマチス園特別公開に向けて、
花々が美しく咲いてくれるように、この寒い時期でも
植物園スタッフによってさまざまな維持管理作業が行われています。

極寒の時期を越え、これから暖かくなるこのころに植え付けをしたり、
他に剪定や施肥なども行ったりします。
この日は韓国産のカザグルマを古い鉢からはずして、根が傷つかないように
丁寧に土を取り、少し大きめの鉢に植え替えました。

一見枯れている蔓にも、よく見ると新しい芽が出ていて
これからが楽しみになってきます。

さて・・・下にある3番目の写真、ちょっと分かりにくいのですが
クレマチス株の両脇に均等に穴が開いています(赤丸部分)。
均等すぎてこれは何用の穴なのかと思いましたが、モグラの仕業だそうです。

モグラが穴を開けてクレマチスの根のまわりを通るということは、
そこに空洞ができ、それによって根が水分や養分を吸収できなくなったり、
モグラの鋭い爪により根が傷んだりと良いことはありません。

対策として、ペットボトルで作った風車が回るときの振動で
モグラを追い払うしかけもありますが、慣れてくると効かなようです。
動物研究部の研究員にトラップをかけてもらうこともありますが、
一匹をとっても、しばらくすると別のがやってくるイタチごっこです。

また別の対応策は、プラスチックのネット。
クレマチスの株の周りを囲んで底にも敷いて、根をしっかりガードします!
(設置するのは大変ですが・・・)

華やかなクレマチスの舞台準備に向けて(舞台中もですが)、
このように植物園スタッフによる陰ながらの努力は続きます。


ちなみに、暖かい季節のイメージが強いクレマチスですが、この寒い時期でも見られるものがあります。
クレマチス‘ジングル・ベル’は名前のとおり12月くらいが見ごろですがまだ少し咲いています。
クレマチス・ナパウレンシスは今が見ごろで、小さくも可憐な花が見られます。

クレマチス園中央の大きな木(コウヤマキ)の裏側に、絡まるように咲いているので、
ご来園いただいた際にはぜひ見つけてみてください♪

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2月20日(月) 活躍、温室の赤いカニ
こんにちは、事務のMです。
先日、毎月行われている園内整備があった際、
ぜひ温室に!ということで行ってみたところ驚きました。
緑に染まる熱帯資源温室のなかに巨大な赤いカニ(型クレーン)が鎮座しているではないですか。

いったい何をしているのかと思ったら、カニ型クレーンを使って
温室の上のほうにある窓の洗浄を行っていました。初の試みだそうです。
おかげでなかなか手の届かない上の方の窓もきれいになっていました。

最初見たときは個人的に衝撃を受けたカニ型クレーン(むしろクモのようだと思いました)。
今回一体どうやって温室に入ったのかと思いましたが、屋外班のNさんにお伺いしたところ
足を畳むとなんと幅60センチと超スリムな上、キャタピラ駆動なので
温室でも林のなかでも入って行けるのだとか!ますます感心です。

一部のスタッフからはカニ夫やカニ子と呼ばれるくらいに親しまれているとのこと。
園内のあちこちで高木剪定や伐採に大活躍中です。

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2月16日(木) ショクダイオオコンニャクのその後

こんにちは、スタッフの奥村です。

温室のKさんより、「ショクダイオオコンニャクの葉がみごとだよ!」と教えてもらったので、
本日はその生長の様子をインターバル写真でお届けします。

2016年の8月14日に開花し、その大きさから話題になったショクダイオオコンニャクは、
開花から3日目にはしおれ、8月末に花序は完全に倒れました。

地下のイモ(塊茎)だけとなりしばらく休眠した後、
11月18には新たな葉芽が地上に出て、ぐんぐん成長しました。

2月現在では、一番右下の写真にあるように、大きな青々とした葉が茂っています。

あの開花から半年、葉が倒れるまでの間は、熱帯雨林温室1階で
天高く育ったショクダイオオコンニャクの葉の様子をご覧いただけます。

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2月15日(水) 黒いシジュウカラ

こんにちは、スタッフの奥村です。
動物研究部の濱尾先生と西海先生が園内でシジュウカラの調査を行っていたので、
その様子を見せていただきました。

翼の長さや嘴の大きさ、昨年も来た個体なのか等、色々な項目を調べていたのですが、
その中に1羽だけ、「え?シジュウカラなの?」と思わず2度見してしまう
色の黒い個体がいました。
写真の右下と左下の2羽をご覧下さい。
右がよく見るシジュウカラ。左が珍しい、黒いシジュウカラです。

濱尾先生も「非常に珍しい黒化変異の個体です」とのこと。

「個体を特定して観察するために、許可を得て足環を装着していますが、足環は体重の0.4%ほどで、鳥の生活に影響はありません。
また、足環によって、移動や寿命がわかります」と、濱尾先生。

なるほど、カラフルな足環には、調査の為の理由があったのですね。

仕事上、園内の植物にばかりつい目がいきがちですが、
筑波実験植物園には、その自然環境を利用する様々な生き物が溢れているのだなぁと思い、
ますます植物園での日々が面白く、素晴らしいものに感じられた瞬間でした。

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2月14日(火) セツブンソウ開花
こんにちは。登録室のuです。
日曜当番のボランティアさんに、セツブンソウが咲き始めたよ、と教えてもらいました。

セツブンソウが地上に出てきたばかりの時は、まるでもやしのような姿をしています(写真右:2011年2月撮影。今年のつぼみはここまで密に出ていませんが、だんだん出てくると思います)。
1週間ほど前、芽が出ていないか探した時には見つけられず、まだしばらく先かな、と思っていたのですが、きっとあの時、すでに咲く準備をしていたんですね。

2月13日は完全に開いていたのが3輪、まもなく開きそうな株もあちこちに見られました。
つくばね橋を渡って右手、岩礫地山地性(W12)エリアの地面近くで小さく咲いています。
落ち葉のあいだ、岩のそばなど、目を凝らしてみてください。

2月6日のブログにあるように、今月のぬり絵にもなっていますので、あわせてお楽しみいただければと思います。

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2月10日(金) 「第33回 植物画コンクール入選作品展」始まります!

こんにちは、スタッフの奥村です。

今年もまた、この時期がやってきました!

そうです、いよいよ明日から「第33回 植物画コンクール入選作品展」が始まります。

植物画コンクールには、小学生の部、中学生・高校生の部、一般の部、の3部門があり、

第33回では、3部門あわせて2,454点の応募作品の中から、
106点の作品が文部科学大臣賞、国立科学博物館長賞、筑波実験植物園長賞、佳作、準佳作の各賞に選ばれました。

小学生が描いた瑞々しくのびやかな作品から、
大人が描いた、洗練された美しさが際立つ作品まで、
1つとして同じ絵がなく、思わず見入ってしまいます。


「第33回 植物画コンクール入選作品展」の会期は2月26日までです。

皆様、ぜひ、足をお運び下さい。

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2月6日(月) 2月の植物ぬり絵


こんにちは、スタッフの奥村です。

2017年も節分、立春を過ぎ、少しづつ春の気配を感じる日もでてきました。

本日は、この時期にぴったりな植物園の学習支援プログラムについてご紹介します。

既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、当園では2015年秋より、

“筑波実験植物園オリジナルぬり絵”がスタートしました。

月ごとに変わる、2種類の植物ぬり絵を園の入口・教育棟でお楽しみいただけます。


さて、2月の植物は何でしょうか?

ひとつは、アキタブキ。

もうひとつは、節分の名前にちなんだ、あの植物です。

こちらのヒント写真を見て、ピン!と来た方も来ない方も、

ぜひ筑波実験植物園に足を運んで、答えあわせがてら、ぬり絵をお楽しみ下さい。

園内ではまだ開花していませんが、

もう少し暖かくなった頃に、岩礫地(山地性)でこの植物に出会えます。

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2月3日(金) 咲き出した花々
こんにちは、事務のMです。
冷たい風のなかにも、日差しの暖かさに春を感じるようになってきました。
園内でも、あちらこちらに黄色やピンクの花などが咲き始めていますので
少しそちらをご紹介させていただきます。

鈴なりに咲いている黄色いソシンロウバイや
おなじみの植物であるウメからは良い香りが漂います。

シナマンサクは花自体も不思議な形ですが、落ちずに残っている枯葉と
生き生きと動き出しそうな黄色の花の対比がまたなんとも不思議です。
ぱっと目立つ、ボケの赤い花も咲き出しました。

絶滅危惧植物温室では、オオシロショウジョウバカマ(日本固有種)がうつむき加減に可憐に咲いています。
風のない温室で、ガラス越しの光が柔らかく降り注いでいる様子に思わず見とれてしまいました。
(※オオシロショウジョウバカマは多目的温室でもご覧いただけます)

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