筑波実験植物園

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こんにちは植物園です

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2月24日(日) 大迫力!!
こんにちは。事務の松本です。
熱帯雨林温室のそばに、木の根を展示している場所があります。
現在、3つの根が見られます。
ここはおもしろいですよー。
近くを通るとその雰囲気に圧倒されます。
写真はアメリカフウの根。
園内のアメリカフウです。
抜いたあと、土を1週間かけて洗い流したという品。
手ごわい相手だったと思われます。

自由にさわれる展示です!
ぜひ近くでこの大きさを体感してください☆

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2月22日(金) 180水槽いまむかし
こんにちは!水草担当の永田です。
現在、研修展示館は改修工事中により中に入れません。
なので、この中にあるアクアスロープの水草達を見ることができないので、私が状況を代わりにお伝えしようと思います。

通称「180cm水槽」と呼ばれる幅180cm、奥行き60cmの巨大な水草水槽が研修展示館アクアスロープにあります。
この水槽は去年、中のレイアウトデザインをがらっと変えました。
そしてすぐに研修展示館は閉鎖されたため、水草の育成状況がお見せできない状況にあります。
水草に限ったことではありませんが、
水草レイアウトは、今後の成長も予想して色々な綺麗な水草を植えていきます。
なので最初は水草は少ないのですが、レイアウトする人が様々な管理を行なって水槽内は美しく茂っていきます。

この茂っていく感じが私はとても好きで、限界を感じさせない、美しい水草の伸び具合いなどがとても癒されます。

そこで今回のレイアウトはその変化を記録することにしました。
その方法は、水槽の初期レイアウトが完成した直後に、45分毎に自動で水槽全体を撮影してくれるカメラを設置。
後に何百枚と撮れる写真をPC上で繋げて映像にして、何ヶ月もの変化を数分で鑑賞できるようにする予定です!

この微速度撮影という手法は、ゆっくりだけど確実に成長している植物にはうってつけで、園内でも色々記録が行われています。
掲載した写真は、今年1月14日から、2月20日の間に撮れたものです。これだけの期間でも色々な変化があります。

水草の映像に関しては今年開催される水草展で公開する予定ですので、新しい研修展示館も水草展もご期待ください!
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水草展
2013年8月10日(土)〜25日(日)※月曜日休園
http://goo.gl/DRIQ5
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2月21日(木) 福寿海つづき
登録室のuです。

前回、福寿海の花が向きを変えているかどうか確認できなかったため、
アングルを変えて再びインターバル撮影をしました。
すると、ほんのわずかに、花が東から西へと動いていく様子が観察されました。
想像していたよりはるかに微小な動きです。
きっと、必要最小限のエネルギーで効率よく温度を保とうとしているんですね。
もうひとつ気になった、夕方以降の虫ですが、閉じた花に集まる様子は見られず、
地面を歩いているものがちらほら。全体に数が少なめです。
この日、雨はなし。虫の動きは、外気温や天候によっても変わるのかもしれません。

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2月20日(水) 夜の福寿海
登録室のuです。

フクジュソウの園芸品種、福寿海が咲いています。
金色に光る花は、小さな太陽のよう。
まだ寒いこの季節、虫もあまり活発に動けません。
寒冷地では、パラボラアンテナのように咲き、太陽に合わせて向きを変え、
内部の温度を上げて虫をひきよせ、花粉を運んでもらう植物がいくつか知られています。
フクジュソウもそのひとつということで、園の福寿海も太陽を追って動いているか、
インターバル撮影を試みました。
撮影開始が遅めだったせいか、残念ながら向きを変えていることは確認できませんでしたが、ちょっとした発見がありました。
日中、花には小さな細いハエのような虫が何匹も来ていました。
花にはまだ暖かさが残っているのでしょう、夕方になって花が閉じ、夜中になっても、
虫たちは花から離れず、動き回っています。
午前2時過ぎ、雨が降り出すと、花の中にもぐり込み、その後は1匹も出てこなくなりました。
雨が降らなければ、活動はまだ続いていた?
とすると、この虫たちはいつ休んでいるんでしょうか?

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2月18日(月) コシガヤホシクサシンポジウム
こんにちは。事務の松本です。
17日に、茨城県下妻市の下妻公民館にて
「コシガヤホシクサシンポジウム〜茨城の水辺から発信する植物保全〜」
が開催されました。

1994年に野生では絶滅したコシガヤホシクサ。
下妻市の保護活動家の皆様が絶滅前に栽培していた株が元になり、
たくさんの人々の対話、関わり合いの中、
コシガヤホシクサの保全活動が進んできたことを知る機会でした。

環境省のホームページでも
本事例が紹介されていますのでご参考ください。
http://www.env.go.jp/nature/yasei/ex-situ/instance03.html

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2月17日(日) 病院の廊下です
こんにちは。事務の松本です。
今日は、植物園外での、植物園の展示のご案内です。
ここは12月にリニューアルオープンした、筑波大学附属病院。
筑波大学の芸術系の学生の方々が
植物図鑑の写真からパネルを制作し
総合受付のある1階廊下にて、植物園の季節の植物紹介を展示してくださいました。
パソコン上で見ていた図鑑の写真が、
大きく、きれいなパネルにしたてると
別の写真に見えるほど。
印象が変わり驚きました。
写真展示を見て、
「今度は実物を見に行ってみようかな」
なんて思っていただけたら幸いです。
現在、春の植物写真を展示中です〜



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2月16日(土) アオサギ発見
こんにちは。事務の松本です。
いつも、園内調査の「おみやげ写真」をくださる
鳥の研究者、濱尾先生の影響で
鳥の観察に興味がわいております。
スズメ、メジロ、ではない、見かけないような鳥を
みたいなあと思っていたところ、ついに遭遇です。
池の橋のそばにいたようですが、気が付かずに橋を通ったため
遠く飛び去ってしまいました。
早速、濱尾先生に名前の確認!
アオサギといい、警戒心の強い鳥だそうです。
なるほど…納得!
ダイサギ(白鷺の一番大きいやつ)とアオサギは同じくらいの大きさで、田んぼや川に住んでいるのですが、餌を競合せずに共存しているらしいです。微妙に餌生物を違えていて、大ざっぱに言うとアオサギは大物の餌ねらい、なのだそう。
鳥の暮らしも…知れば知るほどおもしろいです。

近々、双眼鏡を手に入れたいと思います。

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2月11日(月) 植物博士のギャラリートーク
こんにちは。事務の松本です。
昨日10日に、植物画コンクール入選作品展関連イベント
「植物博士のギャラリートーク」が開催されました。
植物画とはどういうものか、数ある作品から入選した作品の魅力とは
国立科学博物館植物研究部、門田先生の解説を聞きながら
作品を鑑賞しました。
門田先生ご自身も、図鑑のための植物画を描くなどされていますので
植物そのもののお話から
色の濃淡で、植物が持つ質感を出すこと、構図のアドバイスなど
幅広い話題となりました。

あっというまに予定の45分は過ぎ、トーク終了★
一つ一つ、入選理由があり
本当は106個のストーリーを全部聞きたかったなあー
なんて、ちょっと名残惜しくもあり。
つくば会場では24日(日)までご覧いただけます。

そして、6/29(土)〜7/15(祝)には
上野会場(国立科学博物館日本館1階)で展示します。

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2月10日(日) 皆様、何を…???
こんにちは。事務の松本です。
こちらは、9日に開催された観察会の一コマ…
場所は、植物園の池の橋。
みなさん、何をしていらっしゃるのでしょう??

正解は、地衣類観察です!!!
私も、昨年、この橋付近で見ることができる地衣類を
教えてもらいましたが、これが…!とても綺麗でした。
見えているようで、たくさんのものを見落としているなと気づきます。
一度見えると、次回からそれらしきものに出会うたび
立ち止まるようになり、楽しみが増えますよ。

この日の講座は、国立科学博物館主催の
自然観察会「植物園できのこを観察しよう」の
真冬スペシャルで、「地衣類&きのこ」観察でした。
次回は4/28です。春のきのこ、チャワンタケを観察します。
往復はがきまたはwebで要予約申し込み。4/8が締切です。
参加希望の方は、TEL:03-5814-9888へお問い合わせください。

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2月6日(水) 植物画コンクール入選作品展スタート
こんにちは。事務の松本です。
5日(火)から教育棟にて
第29回植物画コンクール入選作品展がはじまりました。
写真は、小学生の部の「文部科学大臣賞」「国立科学博物館長賞」「筑波実験植物園長賞」です。順に3年生、5年生、4年生の作品です。色の濃淡や、細やかな根も、丁寧に観察して描かれています。
会場にいると時折、「小学生の絵なの!」と驚くささやき声が聞こえてきます。

2月10日(日)11時〜/14時〜は植物画の鑑賞ポイントを植物博士がやさしくレクチャーします。質疑応答時間もありますので、疑問点等お気軽にご質問ください♪

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2月1日(金) ヒメガマであそぼう
こんにちは。事務の松本です。
海岸性の砂礫地植物の区画には、小さな池があります。
そこにあるヒメガマがワタのような種を飛ばしています。

先日、植物の先生にとある秘密を教えてもらってから
わたくし、ずっと試したかったことがありました。

たねを飛ばす前の、茶色い状態のヒメガマを
ぎゅうっとにぎってみます。ゆっくりと手をはなすと、
メリメリメリ…と、ワタ状の種があふれてきて、
ふわああっとひろがり、風に舞い、あたり一面種だらけ。
服にもたくさんつきます。

この中に、ぎっしりと、フワフワ状のものが
つまっていることに驚きます。
中から飛び出す瞬間、時間がゆっくりに感じられ
とてもおもしろいです。

おすすめです!!
お試しの際は、おひとりおひとつで。
皆様でお楽しみください〜。

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