筑波実験植物園

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こんにちは植物園です

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11月29日(日) つくば蘭展09開催しました!
続けて育成管理の二階堂です。

つくば蘭展、初日は1000人を越える大盛況のスタートとなりました。前日深夜遅くまで準備に手間取りましたが、その疲れも吹き飛ぶ人数です。

シンボルの‘バンダ・セルレア’は開花調整により当日に合わせて幻想的な花を咲かせる事に成功しました。それと驚いた事に、期間中に咲くとは思われていなかった世界最大のラン‘グラマトフィルム・スペキオスム’が花を開きました。また、つくば洋蘭会の皆さんによる見事なランが多数展示されています。

写真中央にある細長い白い物体ですが、26日のブログに紹介したのぼりです。例年に比べて会場の位置が格段に分かりやすくなったと思います。また、当企画展は8日間と期間が短いのですが、より多くのみなさまが足を運んで下さる事を願っています。

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11月28日(土) 鹿威し
育成管理の二階堂です。

 教育棟の裏手に出ると、日本庭園植物のエリアがあります。その一角に、(有)古平園さん施工による鹿威し(ししおどし)を設けました。テレビなどではおなじみでも実際に見る機会はあまりないと思います。

 来園の際はぜひ一度、クロマツなどを眺めながら竹の響く音を聞いて下さい。

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11月27日(金) 押し葉づくり
こんにちは。登録室のYです。

写真は、真っ赤に色づいた紅葉を新聞紙に並べて押し葉を作っている様子です。紅葉以外にも、いちょう、ドウダンツツジなど、様々な葉を押し葉にします。

これらは、来年の企画展で来園者の皆さんに作って頂くしおりなどの材料になります。

小さな葉を一枚一枚並べていくのはとっっっても根気がいります。ちなみに私は2時間くらいで集中力が限界を迎えました……。

日曜日から開催される「つくば蘭展」の準備に追われる毎日ですが、着々と来年の企画展の準備も進められています。

今後の企画展にもぜひご注目ください!

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11月26日(木) ラン展会場こちらです
育成管理の二階堂です。

今月の29日からラン展が始まります。
昨年のアンケートでは、園内での会場(温室)の位置が分かりづらかったと言う意見を幾つかもらいました。そこで、会場(温室)前にお祭りなどでみられる‘のぼり’をなびかせようと計画中です。写真のものは試験で立ててみたもので、高さ6mあります。当日はこれに気づいてもらえることを願います。

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11月25日(水) 国際シンポジウム無事終了
奥山です。

この3連休に、国際シンポジウム「生物の相互関係が創る多様性」が開催されました。海外から一流の研究者を招待し、最先端の驚くべき研究成果の数々を参加者みんなで楽しく学ぶことが出来ました。

招へい研究者を色々と案内したり、自分の研究を英語で発表したりと慣れないことばかりでものすごく緊張しましたが、皆さん喜んで下さったようで、すばらしい達成感です!

私が担当した方々と笑顔で集合写真です。

今回学んだことを今後の展示にも活かしたいと思っていますので、お楽しみに。

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11月22日(日) 体験!どんぐり染め
こんにちは。事務の松本です。
今日は、「どんぐりミュージアム」のイベントでどんぐり染めを行いました。
どんぐりを煮出した汁を使って染めます。(10月のブログでも紹介していますよ)
きれいに染まりましたね!

11月に始まったどんぐりミュージアムも、23日が最終日です。
園内の紅葉も見ごろですので、あわせてお楽しみください

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11月21日(土) どんぐり俳句:「いわさゆうこ賞」「園長賞」決定!!
事務のIです。
「どんぐり俳句」に多数ご応募下さいましてありがとうございました。
全部で309ものご応募があり、力作揃いで選考がかなり難航する中、
次の俳句が賞に選ばれました。おめでとうございます!

いわさゆうこ賞
「どんぐりが ぽとぽとおちる あきのおと」
園長賞
「どんぐりも ぼくも大きな 木になるぞ」

プレゼントは後日郵送させていただきます。

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11月20日(金) 湿地で掘り取り
育成管理の二階堂です。

来年にリニューアルが予定されている水生植物区、植物たちが休眠に入ったこの時期を狙って移植作業です。ウエダーと言う胴長を着ていざ湿地の中に。さて、株を掘ろうとスコップを押し込むのですが、一向に先が土に刺さらない・・・。手で水底を探るとそこは土ではなく、根のマットというべきものが一面に!通常の地面での掘り取りとはまったく違う状況に試行錯誤を繰り返し、スコップを刺しこむコツを得ることに成功。なんとか株を切分けることができるようになりました。しかし、その株の重さが30kgはあり、運搬にまた一苦労。さらに、作業が進むにつれ水底に掘った見えない穴に足を取られまくる始末。約半日ずぶ濡れになりながら作業し、水の中に生きる植物達を扱う大変さを痛感しました。
写真の手前にある植物は準絶滅危惧種のミクリで、奥にあるのはカキツバタです。他にも数種の掘り取りをしましたが、カキツバタの根が一番厄介でした。

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11月19日(木) コクサギの葉っぱ
登録室のuです。

秋も深まり、園内でも紅葉が見ごろです。

暖温帯落葉広葉樹林では、コクサギの葉っぱが淡い黄色に変わりつつあります。
まだ緑色の残る葉、クリーム色の葉、ほんのり赤みをおびた葉、
それらがあいまって、ほわーっとやさしい感じ。
赤や黄色、オレンジなど、鮮やかに色づいた林の中で、白く抜けたような色合いが
他と一線を画した存在感を放っています。

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11月17日(火) どんぐりクラフト
堤です。

15日の日曜は良いお天気にも恵まれて、子供連れのご家族がたくさん来園され、
100名を超える方がクラフト作りに参加してくれました。
写真は来園者の作品。すばらしい出来映えです。
皆さんの個性豊かな作品を見ていると、心癒され、
がんばって企画展を開催してよかったなぁ、とつくづく思います。

クラフト作りのイベントも、残すところ21, 22, 23の午前のみ(受付は10:00-11:30)となりました。
席に限りがあり、当日は混み合うことが予想されますので、
作品をつくりたい方はお早めにお越し下さいね。

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11月16日(月) どんぐりミュージアム:俳句募集中!
事務のIです。

どんぐりミュージアムでは「どんぐり」を季語とした俳句を募集中です。

既にたくさんの方が応募してくださいました。
思わず笑ってしまうような個性豊かで楽しい作品がたくさんあります。
応募してくださった作品は研修展示館に掲示しますので、ご来園の際にはぜひ、1句ひねってみてください。

園長賞、いわさゆうこ賞に選ばれると、素敵なプレゼントがもらえますよ。

11月20日(金)まで受け付けています。

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11月15日(日) ゾウも酔っぱらう?
奥山です。

来週に行われる国際シンポジウムの講演者の一人、Bruce Andersonさんが南アフリカ共和国から少し早めに来日されました。

お土産に彼からいただいたのはアマルーラというお酒。
ウルシ科のマルーラという木の実から作られるそうです。
ラベルにゾウの絵が描かれていますが、これは、地面に落ちて自然発酵した実をゾウが好んで食べ、時に酔っぱらうという話から来ているようです。

調べてみると、巨体のゾウが酔っぱらうほど食べるためには相当な量が必要なようで、このお話の真偽のほどは定かでは無いようです。

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11月13日(金) 砂漠の資源植物
続けて育成管理の二階堂です。

デーツと言う名をご存知でしょうか。砂漠に生えるナツメヤシの果実のことで、熟したものは大変甘く、風味は甘がきに似ています。ただいま、サバンナ温室で結実中です。1房で20kgはあり、重さで折れそうになっていたものを採取して教育棟で展示しています。写真のものはまだまだ熟しておらず食べられませんのでご注意!

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11月10日(火) センボンヤリ
育成管理の二階堂です。

開花調査で見つけた茶色の丸いフワフワ、まるで何かのぬいぐるみのような雰囲気です。これはキク科のセンボンヤリと言う植物の種の集まりです。タンポポのように風に飛ばされる時を待っています。右のほうに見える緑のつぼみのようなもの、じつは花です。閉鎖花と言って総苞全体を開くことなく内部で花を咲かせ、自家受粉します。
可愛くて、ちょっと不思議な植物です。

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11月9日(月) どんぐりミュージアム 昆虫標本展示
堤です。昆虫標本や資料収集を手がけて下さったボランティアのTさんより秘話を教えてもらいました↓↓↓


どんぐりを食べる昆虫は知っていましたが,昆虫のことは全く知らなかった私にとって,
1cmに満たないゾウムシやチョッキリをどのようにして採取するのか,採取できてもその同定は不可能でした。
それを教えてくださったのが当園の学習指導員をなさっている鈴木成美先生でした。
また,一部の昆虫の同定には森林総合研究所や農業環境技術研究所の先生にお骨折りいただきました。

苦労したのは昆虫の採取です。大きさが1cm足らずの小さな昆虫で,家内の協力を得ながら,7月から10月の間の4ヶ月,毎週土日につくば植物園はもとよりコナラやクヌギの林に行きましたが,なかなか捕まるものではありませんでした。
やっとの思いで採取できたのが,今回,お見せできるようになった標本です。
また,どんぐりの食害率を調べるため,コナラ,クヌギ,アベマキの3種類,合計800個以上集めましたが,その後の処理が大変で,幼虫が出るは出るは・・・,8月から10月までの3ヶ月,仕事から帰って,その整理にあけくれる毎日でした。
一番見たかったのが,どんぐりからの幼虫脱出シーンでした。
やっとの思いで撮影できたのが今回の映像です。どうも人がいると警戒するようで,席をはずした15分の間に脱出してしまい,残念ながら脱出途中のシーンしか撮れませんでした。堤先生の撮られたハイイロチョッキリの産卵行動とともに是非ご覧下さい。

今回の展示ができたのは,たくさんの方々の御協力があったことと,あきらめず頑張ったこととの結果だと思います。
是非皆様方もひとつのことに没頭してみませんか?
何か新しい発見があり,やっているときは苦しいけれど,それがやがて楽しくなりますよ。
今ではゾウムシやチョッキリの幼虫が可愛くなってきました。
来年,蛹が羽化し成虫になったら,どんぐりに産卵するところを見せてくれないだろうか・・・

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11月8日(日) アルバイト永田の水草訪問㈮ 二階堂さん
こんにちは!
今回はコシガヤホシクサのボランティアで砂沼に行ってきました。

実は一ヶ月前の台風接近中のお話です。

コシガヤホシクサは多くの人に見守れらながら開花しましたが、
最も生えた区画部分はエノキが覆いかぶさり日陰になっているので
来年の為に許可を頂いてから剪定させていただきました。

エノキの上でチェーンソーを持っているのは育成管理の二階堂さんです!
雨が降る中、どうやって切れば下のコシガヤホシクサに当たらずに落とせるか
とっさに判断、するすると木に登り始めます。
実にかっこいい!
下にいるのは私です。ロープを引っ張って落とす位置を調整します。緊張しています。

無事剪定が終わりました。
来年は日光がうまく当たり、もっと開花してくれるのを願います。

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11月6日(金) 稼動開始!
育成管理の二階堂です。

 冬の植物園の目玉と言えば温室です。寒さが厳しい日などは、一度入ると出られなくなります。さて、最近急に冷え込みが強くなりましたが、ついに温室の心臓部であるボイラーの稼動が開始しました!
これで温室の植物達も冬の寒さから守られると、安堵感が広がります。

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11月5日(木) 植物画コンクール
事務のIです。

植物画コンクールの受付が終了しました。
今年も全国各地から各部門にたくさんのご応募をいただきました。
ありがとうございました。
力作揃いで、開封する手も震えます。
審査は12月、発表は来年の1月下旬となります。
ご応募下さったみなさまは結果が待ち遠しいと思いますが、もうしばらくお待ち下さいませ。

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11月4日(水) ハイイロチョッキリ体験
こんにちは。事務の松本です。

文化の日は、植物園の無料公開日です。
風が冷たいですがお天気にも恵まれ、多くの方にご来園いただきました。
こちらの写真は、どんぐりミュージアムの第二会場研修展示館より。
10月21日のブログにありました、巨大どんぐりです!
実物のコナラの100万倍の模型で、子ども2人はスルリと入れます。
大人も入れます!中はふかふかですよ。
どんぐりの中で育つ、ハイイロチョッキリのことを少し思うひとときです。

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11月1日(日) どんぐりミュージアムはじまりました!
堤です。

今日からどんぐりミュージアムが始まりました!
初の企画展のため試行錯誤の連続でしたが、いわさゆうこさん、ボランティアさん、そしてスタッフのみんなが本当にがんばってくれて、盛りだくさんの企画展にすることができました。

教育棟(入り口の建物)では、いわさゆうこさんの原画にかこまれて、体験イベントができるようになっています。みなさんクラフト作りを楽しんでいるようでした。とくにお父さんが熱心だったような。。。

温室横にある研修展示館では、たくさんのパネルやどんぐりを展示をしています。こちらも力作揃いですので、ぜひ足をお運びください!具体的な展示内容については、これから紹介していきますね。

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