筑波実験植物園

閉じる

こんにちは植物園です

<<前年 | 翌年>>

<< 2009年12月 >>

12月28日(月) 雪中植物採集
奥山です。

今年も残すところ、あとわずかになりました。
急に思い立って、平成21年最後の採集に向かった先は、雪の新潟県!なんでわざわざそんな場所に?

それは新潟県と富山県にしか自生しないチャルメルソウの1種、コシノチャルメルソウを採集するためです。実は昨年手持ちの株をほとんど死なせてしまい、来春の開花までに新しい株を用意する必要があったのです。それと、雪国の冬に、チャルメルソウの仲間がどのように生きているのかをこの目で見るためでもあります。

5年前の春にも訪れた採集地は、、、20cmの積雪で風景が全く違って見えます。もちろんほとんどのコシノチャルメルソウも雪の下。

必死で5年前の様子を思い出し、地形を考えながら探すとなんとか沢らしき場所を見つけました。水の流れが止まっているためただの水たまりに見えますが、多分ここら辺に生えていたはずです。

慎重にあたりを探すと、雪をかぶっていない場所にわずかに数株発見しました!けれどあたりを掘っても雪の中の株はなかなか見つかりません。

苦労して何とか掘り当てたのが写真の株です。雪の中でも青々とした葉っぱをつけ、雪解けの時をひっそりと待っているようでした。

さて、私は27日で仕事納めです。植物園もしばらくお休みです。

それでは皆様、よいお年をお迎え下さい!

ページトップへ

12月27日(日) あったか温室
事務のIです。

寒くなりましたね…朝が辛いです。

でも温室の中はとても暖か!
作業をしているSさんは一年中半袖です。

「金のなる木」や「世界最大のラン」など、温室がオススメです。
ちなみに私は「金のなる木」の花を初めてみました。
ピンク色の小さい花で、とても可愛らしいです。

ページトップへ

12月26日(土) 冬休みわくわくたんけんクイズ開催中!
こんにちは、ふたたび松本です。
今日から、園内では冬休みわくわくたんけんクイズを開催中です。
今回のクイズは「ふしぎ発見!温室の植物たち」。
4つの温室を巡ります。
寒い日が続きますが、温室の中はとても暖かですよ!
バナナやグレープフルーツのなる様子が見ごろです。

ページトップへ

12月25日(金) 当選番号発表!!
こんにちは、事務の松本です。
科学フェスティバル(12/19・20開催。会場:つくばカピオ)にお越しのみなさま、
会場で配布しました「歳末抽選券」の当選番号は今日から教育棟で発表しています!

賞品は教育棟窓口で当選券とお引き換えいたします。

1等:「花の魅力」図録(5名様)
36・70・150・213・328

2等:植物園ガイドブック(10名様)
8・18・75・121・178・239・275・315・351・392

3等:絵葉書セット1組(20名様)
22・47・56・86・100・106・118・136・153・170
192・229・250・263・299・310・331・344・362・380

ハッピー賞:植物のしおり(50名様)
4・13・28・42・53・61・64・76・79・91
93・102・110・115・125・130・140・144・151・159
166・174・181・189・195・202・208・217・223・232
238・246・253・257・268・272・283・287・297・304
306・319・321・334・336・348・355・370・385・399

ページトップへ

12月25日(金) サバンナ温室からもっと砂利を運べ!!
育成管理の二階堂です。

 12月10日の作業に引き続き、サバンナ温室から砂利を出しました。毎月行われる園内整備とは別に、特別全体作業として各作業区から全員集合です。園長も前回に続いて参加され、16名でがんばりました。目標分の表層砂利撤去は無事終了し、熱帯雨林温室の脇に1000袋を越える土のう袋の山を築いてしまいました。みなさん大変お疲れさまでした。

 来月からはバックホーを入れて表層土をすき取る予定です。年始め早々から重労働の予感がします・・・。

ページトップへ

12月23日(水) アルバイト永田のドリーム・プランツ 〜ワレモコウ〜
こんにちは!早く冬至を過ぎて欲しいと思っておりましたがついに過ぎましたね。

これからは陽が長くなると思うと少しうれしいです。

ところで先日、田中先生と以下のような話をしていました。

永田 : 研究学園駅あたりも開発されまくって貴重な植物とかいたんですかね?

田中 : でもつくばはワレモコウとか道ばたに生えてたりしたよ

永田 : へ〜、、、ワレモコウってなんか割れてるんですか?(ワレモコウを知らない為)

田中 : 割れてないよ。

永田 : (ワレモコウってどんな植物だろう???)

そんな疑問を抱きながら(調べればいいのに)その日ぐっすり眠ると、早速、夢の中にワレモコウちゃんが登場してくれました!

現実に生えてたらオブジェにしか見えませんが、夢の中は実に自由で楽しいので、

「これが、ワレモコウか〜〜!!」

とのんきに言っている私。

その夢ワレモコウを掲載いたします。

てっぺんにはサトイモ科の花のようなのが咲いていて実に不思議です。

みなさまも夢でドリーム・プランツに出会えたら書き留めておくと楽しいですよ。

”本物”のワレモコウは山地草原でご覧いただけます。







ページトップへ

12月22日(火) 科学フェスティバル
 奥山です。

 先の土曜日、日曜日はつくばカピオで開催されたつくば科学フェスティバル2009に参加してきました!出し物は、『葉脈のしおりをつくってみよう』です。

 葉脈の標本作りは有名な科学実験ですが、つくば植物園のものは一味違います。葉脈を道管と師管に分けて、別々に観察するのです。
 一つしかないように見える葉脈が、2つにペリペリとはがせるのは、ちょっとした感動です。僕も最近まで知らなかったこの事実、楽しく学んでいただけたのではないでしょうか?

 たくさんのご来場ありがとうございました!

ページトップへ

12月20日(日) 植物園のクリスマス
こんにちは。登録室のYです。

カラフルなクリスマスの装飾が街にあふれる季節になりましたが、植物園にも先日、ツリーが登場いたしました。

このツリー、他とはちょっと違います。
何と、松ぼっくりで出来ているんです。
幾つもの松ぼっくりを積み重ねて作ったツリーは、そんなに大きくはないのですが、なかなか迫力があります。

きらめくオーナメントも松ぼっくりのこげ茶によく映え、教育棟の入り口を華やかに彩っています。

外に出るのが億劫になるような寒い日が続いていますが、植物園ならではのツリーにぜひ会いにいらして下さい!

ページトップへ

12月19日(土) アルバイト永田の水草訪問7 〜電熱線敷きこみ〜
こんにちは!日に日に寒くなってきております!

熱帯の水草も寒さに耐えられるよう今回は電熱線を池に敷きこみました!オレンジ色のひもみたいなのがそうですが、触ってもあまり熱くはありません。

全長20mくらいありますが、くねくねと池全体に折り返しながら敷いて、見えないように埋めていきます。

この池にはコケを食べてくれるオトシンクルス(通称オトシン)という茶色っぽい魚も泳いでいます。残念ながら私はまだお会いできておりませんが。

敷き終わって電源をいれますと22℃前後まで上昇。水草もオトシンたちも新年を暖かく迎えることができそうで、安心。

熱帯低地雨林温室では青々とした水草がご覧いただけますのでぜひお越しください!

ページトップへ

12月18日(金) 冬の森
育成管理の二階堂です。

 開花調査の途中、落葉広葉樹林区で空を見上げた景色を撮りました。この季節にしか見られない独特の雰囲気、新潟育ちの私がとても好きな景色です。落ち葉の感触、その匂い、すべてが懐かしく感じられます。抜けるような青空のせいなのか、冷たい空気がピンと張るような気がして、なぜか緊張してしまいます。そして、1年の終わりと新年の始まりが森の中に漂っている不思議な気分にもなります。
 
 見ごろの植物でもベスト1になっている当区画、来園の際はぜひ足を運んでください。常緑広葉樹林区を通っていくといっそう楽しいと思います。

ページトップへ

12月16日(水) 園内案内板リニューアル作戦会議
堤です。

現在、筑波大の学生たちと園内サインリニューアルを計画中です。
園内は、東京ドームおよそ3個分といわれるほど広いため、
来園者から、現在位置や、見ごろの植物までの道のりを聞かれることがよくあります。
今日は、筑波大の学生より新園内サイン案のプレゼンがありました。
カラフルで統一感のあるデザインで、園がおしゃれになりそうです。
来年春に一部リニューアル予定です。

ページトップへ

12月14日(月) このワラはなんでしょう
続けて育成管理の二階堂です。

 写真のものは、ワラを手ですき上げたものを束にしたものです。これで「ワラボッチ」を作ります。

 束の3分の1ぐらいの所から編みこんで傘のようなものを作り、植物の上からかぶせて使用します。植物用の防寒具ですね。また、見た目がかわいらしいので、庭の冬飾りとしても利用されます。植物園では正月の教育棟に飾る予定です。

ページトップへ

12月10日(木) サバンナ温室から砂利を運べ!
育成管理の二階堂です。

 写真に写っている土のう袋の中身は、サバンナ温室の土壌表面に敷かれていた砂利です。当温室では大規模な土壌改良が予定されており、その準備の砂利撤去です。昨日は園内整備があり、園長、事務長、グループ長と、そうそうたる方々を筆頭にレーキをもって肉体労働を行ってもらいました。植栽されている植物の間をぬって砂利を集め、土のう袋に入れる作業はかなりきついものでした。それを外に山積みにしたのが写真の状況です。今回運び出した量はざっと5㎥。その運搬山積みのほとんどを担ったのは、なんと、普段は外作業と縁のない仕事をしている女性達です!いや、その勢いたるや眩しいオーラが出ていました。

砂利撤去はあと半分弱残っており、今月中には片付けなければなりません。次回作業で、砂利の運搬はまた同じ方々にお願いしようかと思っているのですが、やっぱり怒られるでしょうか。

ページトップへ

12月9日(水) 悲しい出来事
國府方です。

最近、「生命を支える多様性区」で植栽中のバラ20本以上が切られる被害を受けました。切られたバラの枝は地面に散在したり、支えられていた紐にぶら下がった状態でした。

誰が、何のためにこのようなことをしたのか職員、植物園ボランティア一同、理解に苦しむとともに、とても悲しく思っています。

ページトップへ

12月7日(月) ミツガシワ、どこに仮植しようかなと。
育成管理の二階堂です。

水生植物区では、来年の改修に向けて少しづつ植物の移動が行われています(11月20日のブログも読んで下さい)。その植物達の中で一番面積が多いのはミツガシワです。A3サイズのものを掘り取ったとしてその数約1000個、1つの重さは50kgもあります。さてこの重労働どうしたものかと考えていたところ、担当研究員である田中先生が浮力を利用した移動を考案しました。陸にあげれば50kgでも水の中ではプカプカです!写真はそれをどこに運ぼうかと、ミツガシワを押し流しながら場所を探している先生の姿です。
来園者のみなさんは不思議そうに私たちをご覧になっていました。確かにウエダーを着て水に入ると楽しい気分になるのですが、遊んでいるわけではないのです。そんな姿を見かけたら声をかけて下さい。いろいろと説明いたします。

ページトップへ

12月5日(土) ランのコサージュ
植物園の谷です。

只今「つくば蘭展09」好評開催中です。本日は蘭展の影の立役者を紹介します。

今年のボランティアさんの胸には生花を使ったコサージュがあります。このコサージュ、今秋から登録室の一員になったY.Mさんの手作りです。毎朝心を込めて一つ一つ丁寧に作り上げます。

この日は先日ブログで紹介された‘バンダ・セルレア’が使われていました。Y.Mさんのセンスが光る作品です。

そこで蘭展会場の‘バンダ・セルレア’の前で記念撮影をしました。

蘭展もいよいよ12/6(日)までとなりました。笑顔弾けるボランティアさん共々、皆様のお越しを心よりお待ちしております。

ページトップへ

12月4日(金) バケツランが開花しました!
事務のIです。

 ダーウィンが受粉の仕組みを研究したことで有名な「バケツラン」が開花しました。栽培が難しく開花しても花の寿命が短いため、展示出来る機会があまりありません。

 今回は「ラン展」最終日の12/5(土)12/6(日)のみ、研修展示館に展示いたします。

 世界最大のラン「グラマトフィルム・スペキオスム」と併せて、この機会にぜひご覧下さい。

ページトップへ

12月4日(金) 大輪のツバキ
育成管理の二階堂です。

 直径15cmにもなるグランサムツバキが咲きました!香港の九竜半島の大帽山に数株しか自生していなく、IUCN(国際自然保護連合)が作成したレッドリストに指定されている種です。

 ここ数年はつぼみが霜害にあうことが多く、十分な花を見ることはできませんでした。花の盛りはまだまだ先なので今後どうなるかは分かりませんが、とりあえず今は良い状態で2つ開いています。

 場所は熱帯雨林温室と熱帯資源植物温室の間です。ラン展会場の近くですのでぜひとも御覧になってください。

 なお、ラン展は6日(日)が最終日です!

ページトップへ

12月2日(水) ミャンマーを代表する蘭「バンダ・セルレア」
事務のIです。
写真は「バンダ・セルレア」といって、ミャンマーを代表する蘭です。
大きな木にいくつもの株を展示して、現地の様子を再現しています。
蘭展期間中は常に一番美しく咲いている株を展示するよう努力していますので、初日と最終日では違う花がいくつかみられます。

土日はたいへん混雑しますので、平日がおすすめです。
特に午後3時以降がねらいめですよ。

ページトップへ

copyrights