「五感を使った植物の体験学習プログラム(中学部)」教員向けアンケート結果
実施後の教員向けアンケート結果を公開します。
中学部(Aグループ:指示を理解して活動できる生徒が中心)
Q1 : 嗅覚・味覚・視覚・触覚・聴覚をつかって、植物を体験できましたか?
Q2 : いろいろな植物がいて、さまざまな利用法があることを学べましたか?
- くらしに役立つ植物(あわだつもの:サイカチ、ひこうき:バルサ、楽器)は、とても興味をもっていました。
- また香りや味わえる植物(ニンニクカズラ、バニラ、グレープフルーツ、ミント)も楽しめていました。
- 臭覚体験のハーブ類 ・ 大きなバナナのはっぱ。
- バニラ ・ 木琴(いろいろな木でできている)。
- よい香りのする植物や、たたいて楽しむ木など。
- くらしに役立つ植物(植物の特色を学習できる)。
- 身近な香りの植物(香りと生活の中の食べ物とが結びつけやすく、興味をもちやすい)。
- バニラ(いろいろな物に利用されていて良く知っている香りだったので)。
- においのある植物(臭いニンニク等は嫌だときちんと意思表示ができました。バニラは気に入ったようで、しっかりとにおいをかいでいました)。
- バナナの葉とつぼみ(実際に見たり手に取ったりすることで、その大きさに驚いていたから)
- サルオガセモドキ(感触がよく、ふれたり、頭にのせたりして楽しんでいました)。
- さわることを楽しむ植物は、興味がうすかったように感じます。ワタは良かったですが。
- もう少し時間があると、じっくり1つ1つ関心をもって触れたかもしれません。
- 模型に利用されるバルサ(軽さを実感することはできましたが、模型で遊んだ体験がないのでピンとこないようでした)。
- 1つの部屋でさまざまなコーナーを体験することは、生徒たちも落ち着いて取り組めて良かったと思います。体験型という学習が生徒の実態に合っていたと思いました。
- できれば小学部と中学部で日にちを2日間とって、もう少しゆっくり活動できるともっと良かったと思います。
- 五感を通していろいろな植物に接することができて良かったです。
- 隣のテーブルとの間が狭かったため、説明の声が混じってしまったのが残念でした。
- 植物の数をもう少し絞って、たとえば「ざらざらの植物」「つるつるの植物」「良い香りの花」「いやなにおいの葉」といった各特徴をもつものを1種ずつにした方が本校の生徒にはわかりやすかったと思います。
- 同じ植物でもいいので、2回(2年)くらい続けて行って頂けると、生徒たちももっと楽しめるのではないかと思います。
- 良かった点は、コーナーにわかれて植物がわかれていた点です。
- 改良点は、植物の名前がやや難しかったです。名前を書こうとしていた生徒もいたので、あとで思い出すのが大変でした。その場から持ち帰ることの できる名前の紙があると良いと思いました。
中学部(Bグループ:1対1での支援が必要な生徒が中心)
Q1 : 嗅覚・味覚・視覚・触覚・聴覚をつかって、植物を体験できましたか?
Q2 : いろいろな植物がいて、さまざまな利用法があることを学べましたか?
- 木材をたたいて音をだしたり、バルサで作った飛行機をとばしたりなど、体を使ったものは楽しんでいました。
- 感触の違いをとても楽しんでいました。
- 楽器になる植物 ・ 飛行機。
- 感触が楽しめる植物 ・ 多肉植物(触覚)。
- 味覚、触覚 ・ バニラ(香りがわかりやすい、アイスと結びつきやすい)。
- バナナ(葉や花の大きさを実際みて感じられました)。
- サボテンのような植物 ・ 木琴の素材。
- バニラビーンズ
- ローズゼラニウム
- 味覚、臭覚を使う植物全般であると、生徒も体験して自分から前のめりで(意欲的に)学習に取り組めた様子がみられました。
- 木琴(たたいて遊べるから)。
- 木琴(音のちがい、木の色など並べてあってわかりやすかったです。力強くたたいて体験できました。)
- 味覚、触覚(全体的にこのように植物を実践的に体感できる機会はほとんどないので)。
- 多肉植物(姿かたちがかわいらしく、ついさわりたくなったのではないでしょうか。実際さわってみて自分の思った感覚とちがったのか、おどろいた様子がみられました)。
- いろいろな植物があることを知ることができて良かったと思います。
- 音の出る(楽器になる)植物や木はとくに楽しんでいるようでした。
- 洗剤に使われる植物は、ペットボトルをふると泡立つのが良くわかって、とても良く取り組めていました。
- 木材(音を楽しんでいました)。
- ニンニクのにおいがする植物とバニラのにおいのする植物など、わりとにおいがはっきりしている植物のにおいには反応し、事後学習でも「バニラアイスのにおい・・・」などの感想が聞かれました。
・ 生徒たちの反応はどのコーナーでも見られました。
・ 葉のにおいが強い植物は生徒たちも苦手だったように感じました。
・ 味覚でのグレープフルーツ、さとうきび、意外と好き嫌いが多く、初めてのものにチャレンジできませんでした。
・ 聴覚に関しては、学習活動などのなかで取り入れられた経験や体験があり、他の感覚と比べると反応が違っていたと思いました。
・ 香りを判断することが難しい生徒がいました。
・ さわれるコーナーでは、いまひとつ生徒自ら手をのばして植物に触れる姿が少ないように感じました。生徒たちにとって緑=葉っぱのイメージが強く、触れてもどんな風に感触が異なるか理解が難しかったのかもしれません。
- 体や指を使って行う学習(マラカス、紙飛行機、木琴など)で生き生きとうれしそうに遊ぶ(かかわる)生徒の笑顔が多く見られました。
- 中学部の実態に応じて、美術的な学習も取り扱ってよいのかもしれません。
- グループ別の学習で充実した植物学習ができました。ありがとうございました。
- 重度の生徒には、活動をしぼってゆっくり活動できた方が良いです。
- 日常や授業では、このような体感的な植物の体験はできないと思います。本当に楽しく面白い授業をありがとうございました。
- そんなに種類は多くなくともいいと思いますが、もう少しゆったりとした時間の中でじっくりとやりたかったです。
- 大きい葉は驚きもあり良かったです。
- 大きな葉は「すごーい」とみんなおどろいていました。持ってきて頂くのは大変だったと思いますが、楽しめました。
- お土産もみんなとても喜んでいました。ありがとうございました。
- 植物ごとの特徴を実際にふれたり、ニオイを嗅いだり体験できたのはとても良かったです。
- 臭覚、味覚など感覚を使って楽しく学ぶことができました。
- バナナの葉の大きさなども視覚的にインパクトがあり良かったです。
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