植物名 |
チドリノキ(ヤマシバカエデ) |
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学 名 |
Acer carpinifolium Siebold et Zucc. |
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科 名 |
ムクロジ Sapindaceae |
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旧科名 |
カエデ ACERACEAE |
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園内の花 |
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解 説 |
低山地の谷間に生える、高さ7mほどの落葉高木。葉は長さ7-15cmで対生し、形はカエデのイメージから遠い長楕円形。サワシバの葉に似ている。紅葉せず、冬に枯葉が残る。雌雄異株で、淡緑色の花を枝先につき、下向き垂れ下がる。果実には翼があり、直角に開く。世界に近縁種は見られない。 |
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研究者ノート |
カエデの仲間というと、例えばイロハカエデのように手のひら状の葉(嘗状葉)をつけ、秋に赤く色づくというのが連想されます。ところが、このチドリノキノキはそのまったく逆で、葉はケヤキのように単葉ですし、秋にも赤くならず、黄色くなります。しかし葉は対生で、翼のある果実(翼果)をつけることで容易にカエデの仲間であることがわかります。名前はこの翼果が鳥のチドリの飛ぶ姿に見立てて名づけられました。(岩科司) |
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自然分布 |
本州・四国・九州 |
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絶滅危惧ランク |
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日本固有 |
○ | 筑波山分布 |
○ |
利 用 |
材は、家具、器具、薪炭に利用。 |
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名前の由来 |
翼のある果実を千鳥に見立てたもの。学名はクマシデ属の葉のような形をしたカエデという意味。 |
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園内区画 |
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