植物名 |
トネハナヤスリ |
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学 名 |
Ophioglossum namegatae M.Nishida et Kurita |
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科 名 |
ハナヤスリ Ophioglossaceae |
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園内の花 |
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解 説 |
4月から6月くらいまで葉を出している小型の夏緑性草本。利根川流域にごくまれに生じる固有種だが,河川敷の開発によって生育地を失いつつある危急種。コヒロハハナヤスリに似るが,栄養葉には明らかに長い柄を持っている。染色体数はn=240で4倍体 |
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研究者ノート |
利根川水系と大阪の淀川のヨシ原にのみ生育する、小さなシダ植物です。絶滅危惧種に指定されていますが、利根川中流の渡良瀬遊水地では春になると大群落が見られます。僅か2-3ヶ月しか地上に顔を出さない本種の葉はとても瑞々しいのです。そこで、通な人たちはドレッシングを片手に渡良瀬遊水地に出かけ、トネハナヤスリの食感を楽しむのだとか。(海老原淳) |
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自然分布 |
本州(茨城県・大阪府) |
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絶滅危惧ランク |
絶滅危惧Ⅱ類 (VU) |
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日本固有 |
○ | 筑波山分布 |
- |
利 用 |
食用 |
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園内区画 |
砂礫地植物(山地性)、圃場 |
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「おすすめ」 |
5 |