植物名 |
クロバナタシロイモ |
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学 名 |
Tacca chantrieri Andr? var. macrantha Limpr. |
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科 名 |
ヤマノイモ Dioscoreaceae |
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旧科名 |
タシロイモ TACCACEAE |
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園内の花 |
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解 説 |
葉はオリーブグリーンで長さ45cm、全縁、広披針形。コウモリの羽のような黒栗色の幅の広い苞をもち、茎約3cmの暗紫褐色の花を咲かせる。 |
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研究者ノート |
ヤマノイモ科タシロイモ属の多年草です。中国南部やインド東部から東南アジアにかけての湿潤な熱帯地域を中心に分布しています。その花は黒く独特の形をしており、黒いコウモリやネコ、悪魔などにもたとえられます。この風貌で昆虫などをおびきよせ他家受精をしているのかと思いきや、じつはほとんどが自家受精であるという報告があります。また地下茎は食用にされることがあるそうですが、中国では胃潰瘍や腸炎、肝炎の薬としても利用されてきました。近年の成分研究では、新しい構造の化学物質が次々と発見されており、外見だけではなく中身も大変興味深い植物です。(村井良徳) |
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自然分布 |
東南アジア大陸部からマレー半島 |
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絶滅危惧ランク |
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日本固有 |
- | 筑波山分布 |
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園内区画 |
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