植物名 |
ハクウンボク(オオバジシャ) |
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学 名 |
Styrax obassia Siebold et Zucc. |
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科 名 |
エゴノキ Styracaceae |
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園内の花 |
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解 説 |
山地に生える小高木。落葉性。高さ6-15m。若枝は緑色で星状毛があるが、前年枝は皮が縦に1側で割れてはげ落ちると、暗褐紫色となる。樹皮は灰黒色。葉は大きく、倒卵形~広倒卵形、縁には不規則な微凸歯牙があり、裏面は星状毛が密生して灰白色、先は短く尾状にとがり、基部は広いくさび形または円形で、長さ10-20cmの葉柄がある。花は今年枝の先に下垂する長さ8-17cmの総状花序に多数つき、下向きに咲く。白色。 |
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研究者ノート |
話題が多く、観察するのに好適な樹木。葉柄の基部が異様に膨らんでいて、そのなかに若い芽を含みます.葉を葉柄の基部からはずすと大小3個の芽があらわれます。最も大きいものを主芽、他を副芽といいます。ふつう翌年主芽が伸長しますが、小鳥についばまれたりすると代わって副芽が伸びます。1種の防備と考えられます。北海道?九州に分布する落葉高木。花は白色で総状花序に多数つき下向きに美しく咲きます。(八田洋章) |
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自然分布 |
北海道・本州・四国・九州、朝鮮・中国に分布する。 |
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絶滅危惧ランク |
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日本固有 |
- | 筑波山分布 |
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利 用 |
材はくり物、ろくろ細工などに用いられ、種子からハクウンボク油をとる。 |
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名前の由来 |
白い花が木をおおう姿を白雲にたとえ、名がついた。 |
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園内区画 |
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