ガマズミ(アラゲガマズミ)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

ガマズミ(アラゲガマズミ) 

学 名

Viburnum dilatatum Thunb. 

科 名

レンプクソウ Adoxaceae 

旧科名

スイカズラ CAPRIFOLIACEAE 

園内の花

解 説

落葉低木で高さ約5mになる。若枝にはかたい開出毛がある。その毛にはときに束生毛と星状毛が混じる。冬芽は卵形で鱗片葉に包まれる。歯は倒卵形、卵形、円形で草質、両面有毛、脈上には0.5-1mmの開出毛や束生毛がある。裏面には細かい腺点がある。花序に直径5mm程の白い花を多数つける。特有のにおいで虫が集まる。秋に果実は赤く熟す。標高10-1500mの丘陵地や山地に分布。 

自然分布

北海道(西南部)・本州・四国・九州(種子島まで)、朝鮮 

絶滅危惧ランク

 

日本固有

筑波山分布

利 用

房状の果実を観賞するほか、食べることもできる(鳥もよく食べる)。枝は柔軟性があり、折れにくいので道具類の柄にする。枝をねじれば薪類を束ねるのに使え、かんじき(雪の上を歩くための道具)にも使われる。魔除けとして杖にする地方もある。 

名前の由来

「ズミ」は染めを表し、果実を染料に用いたことによる。もしくは「ズミ」は酸っぱい実の意味という説もある。 

園内区画

山地草原(高地性)砂礫地植物(山地性)低木林(高地性)低木林(低地性)暖温帯落葉広葉樹林1暖温帯落葉広葉樹林2、研究部棟周辺、シダ植物筑波山の植物 

「おすすめ」
登場回数

37

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果実
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果実

撮影場所
低木林(高地性)
撮影日
2007.9.21
撮影者
佐藤絹枝