エゾウスユキソウ(レブンウスユキソウ)

植物図鑑

図鑑の見方

植物名

エゾウスユキソウ(レブンウスユキソウ) 

学 名

Leontopodium discolor Beauverd 

科 名

キク Asteraceae/Compositae 

旧科名

キク ASTERACEAE 

園内の花

解 説

日当たりのいい乾いた岩場に生える多年草。花茎は高さ12-34cmで灰白色の綿毛を密生。倒披針形の葉をまばらに互生する。星状の苞葉群は径2.5-6cmで白い綿毛をかぶる。頭花は5-22個あり密生する。総苞片には褐色の縁があり、背面には密毛がある。 

研究者ノート

エーデルワイスと言えばヨーロッパアルプスに生える高山植物を思い浮かべるかと思います。ところが、エーデルワイスの仲間は日本の高山にも生育しています。アルプスには1種しかないエーデルワイスの仲間ですが、日本の山には6種程度の仲間があり、エゾウスユキソウはその一つです。北海道の限られた山だけに分布することが報告されていますが、自生地で植物を見ることができる場所はおそらく礼文島だけです。岩場を好んで生育するため、崩落による自生地の減少も考えられますが、珍しい植物であるため盗掘による被害も野生集団の減少に大きな影響を与えていると考えられます。(池田啓) 

自然分布

北海道(礼文島・ニペソツ山・藻琴)、樺太 

絶滅危惧ランク

絶滅危惧ⅠB類 (EN) 

日本固有

筑波山分布

園内区画

岩礫地(山地性) 

「おすすめ」
登場回数

2

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全形

撮影場所
岩礫地(山地性)
撮影日
2006.5.19
撮影者
二階堂