植物名 |
カカオ |
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学 名 |
Theobroma cacao L. |
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科 名 |
アオイ Malvaceae |
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旧科名 |
アオギリ STERCULIACEAE |
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園内の花 |
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解 説 |
高さ6-8mの小低木。葉は長さ20-30cm長楕円形で互生している。幹や枝から、房状の桃色または黄色の花がつく。果実は紡錘形で、長さ15-30cm、通常表面に5または10本の溝と小さな瘤状突起があり、熟すと濃黄赤色になる。内部は5室に分かれており、20-60個の白い粘着物で覆われた卵形の種子が詰まっている。 |
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研究者ノート |
南米の原産ですが、チョコレートやココアの原料として、今では全世界の熱帯で栽培されています。この植物は幹生花といって、一度に100以上もの花を太い幹に直接つけますが、結実するのは1~数個程度です。チョコレートの原料となる種子には多量のカフェインが含まれますが、最近では緑茶に含まれているものとほとんど同じカテキン類を中心としたポリフェノール化合物も多く存在していることが明らかとなり、機能性食品としても注目されています。(岩科司) |
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自然分布 |
中南米熱帯原産(オイノコ川源流またはアマゾン上流地域あたりと考えられている)日本には大正時代(1912-26)の中期に渡来した。 |
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絶滅危惧ランク |
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日本固有 |
- | 筑波山分布 |
- |
利 用 |
チョコレート・ココア・マーガリン・ポマード・医療品。なお、イヌ、ネコは中毒を起こすのでチョコレートは与えてはいけない。 |
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園内区画 |
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「おすすめ」 |
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