植物園でSDGsを学ぼう

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植物からSDGsを学ぶ

私たちは、どの植物を何に利用しているかは知っていても、利用するまでのプロセスまではあまり理解していません。チョコレートがカカオという植物からできていることは知っていても、どこで誰がどのようにつくったのかを知っている人は少ないでしょう。そのプロセスにさまざまな社会問題や環境問題があるのですが、チョコレートを買って食べるときにはそれらの問題に気づきにくいものです。

植物は、あらゆる生き物の暮らしを支えます。私たちの豊かな暮らしは、さまざまな植物をさまざまに利用することで成り立っています。植物を利用するプロセスを知れば、そこにある社会問題、環境問題が見えてきます。同時に、植物はさまざまな可能性を秘めてもいます。植物の特性を知れば解決の糸口が見つかるかもしれません。植物を通じてSDGsについて考えてみましょう。

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学べるテーマ

テーマごとにわかれていますので、関心あるテーマをお選びください。
それぞれにワークシートがあります。A4に両面プリントしてご使用ください。

  • ワークシートは事前学習、植物園での学習、事後学習から構成されています。事前学習は植物園で実施も可能です。
  • 事後学習として、さまざまな企業による取り組みを紹介しています。
  • 今後、テーマごとに、指導者向けのページを用意していく予定です。
カカオ
絶滅危惧植物
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SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略。

2015年9月の国連サミットで採択されたもので、誰一人置き去りにしないことをコンセプトに、貧困、健康や教育、働きがいなどの社会問題から、エネルギーや気候変動、生き物の保全などの環境問題など、さまざまな問題を解決するための17の目標が掲げられています。

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持続可能とは

私たちは石油や石炭などさまざまな資源を使って暮らしていますが、それらは長い年月をかけて培われてきたもので、無限ではありません。この先も今と変わらない暮らしをずっと続けていくには、限りある資源を使い続けられるようにしていくことが必要です。