植物画コンクール

植物画コンクール概要

国立科学博物館筑波実験植物園では植物画コンクールを毎年開催しています。現在、小学生の部、中学生・高校生の部の2部門からなり、それぞれの部門で優秀な作品に対し、文部科学大臣賞、国立科学博物館長賞、筑波実験植物園長賞各1点のほか、佳作(小学生の部10点、中学生・高校生の部10点)、準佳作(小学生の部20点、中学生・高校生の部20点)の各賞が授与されます。

募集

第42回植物画コンクールの作品受付を令和7年9月1日(月)から開始いたします。
(10月31日(金)必着)

第42回植物画コンクール募集要項(2.1 MB)
第42回植物画コンクール応募票 Excel(963.3 KB) PDF(184.9 KB)

令和5年度植物画コンクール以降の変更点

入選

第41回植物画コンクール入選作品が決定いたしました。
第41回植物画コンクール入選者一覧(174.0 KB)
※いくつかの作品名について、より適切な名称に変更しております。

植物画とは

さまざまな絵画の中には、植物の描かれているものが数多くあります。絵の背景までも含めると、どこかに植物あるいは植物の一部が描かれているもののほうがむしろ多いかもしれません。しかし、それらがすべて植物画と呼ばれているわけではありません。

野山で植物を観察し、その植物の名前を知ろうとする時、花の色や形、花びらやがく片の数、さらには葉の形やつき方をもとにその植物が何であるかを決めるでしょう。それは世界中に23万種以上あるといわれている花の咲く植物、すなわち顕花植物はそれぞれにこれらの花や葉の形や数が決まっていて、それによって区別できるからなのです。花は咲きませんが、コケやシダ、キノコなどについてもその形は植物によって決まっています。

植物画では、その絵を見て、その植物が何であるのか、確実にわかることができなければなりません。例えば、カエデの仲間を描こうとすれば、葉の形こそ、掌状から三小葉、単葉まで種類によってまちまちですが、花は放射総称(点対称)であり、花びらとがく片は離弁、雄しべは8本、雌しべは1本で、子房(果実になる部分)はがく片の付け根より上にあり(子房上位)、そして果実には2枚の翼があることではどの種でもたいてい共通ですから、そのように描かなければなりません。その植物の特徴となる花の部分がぼやけて描かれていたり、たとえ描かれていてもその特徴が本来の植物と異なっていては植物画とはいえないのです。植物画では、このようなそれぞれの植物の特徴を正確に表現することが必要なのです。もちろん、その芸術性についても追求しなくてはなりませんから、植物画はその正確性と芸術性を兼ね備えた絵画といえるでしょう。

第41回文部科学大臣賞
小学生の部ホテイアツモリソウと中学生・高校生の部ムラサキキャベツ
コンクール02
コンクール01

展示情報

第40回植物画コンクール入選作品の展示機関
山梨県森林総合研究所
森の教室
会期:2025年7月18日~8月17日
TEL:0556-22-8111
終了しました
山梨県森林総合研究所
富士吉田試験園
会期:2025年8月22日~9月19日
TEL:0555-22-0593
終了しました
山梨県森林総合研究所
シミック八ヶ岳薬用植物園
会期:2025年8月22日~9月22日
TEL:0551-36-4200
終了しました

※詳細は各展示施設にお問い合わせください。

第40回および第41回植物画コンクール入選作品の展示機関
※展示は佳作以上の作品
夢の島熱帯植物館
企画展示室
会期:2025年10月15日~11月3日
TEL:03-3522-0281
終了しました

※詳細は各展示施設にお問い合わせください。

第41回植物画コンクール入選作品展
国立科学博物館筑波実験植物園
(つくば市)
会期:2025年2月8日~2月24日終了しました
国立科学博物館
(上野)
会期:2025年7月1日~7月21日終了しました
附属自然教育園
(白金台)
会期:2024年9月21日~11月4日2025年8月2日~9月15日終了しました

※附属自然教育園(白金台)は、文部科学大臣賞、国立科学博物館長賞、筑波実験植物園長賞のみ展示します。

国立科学博物館筑波実験植物園では、学習支援活動の一環として入選作品を全国各地に貸し出しています。
貸出につきましては筑波実験植物園029-851-5159までお問い合わせ下さい。

お問い合わせ

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