170年の歴史をひもとく ‐クレマチス誕生物語‐

クレマチスは、色とりどりの大きな花を咲かせる園芸植物として私たちを魅了してきた植物です。これら多様な品種は、限られた野生種をくりかえし交配することで、作り上げられてきました。
今から170年以上前、当時小輪系しかなかったイギリスに日本や中国から大輪系の原種が導入され、ヨーロッパ中で大きな注目を集めました。特に、日本原産のカザグルマは、クレマチスの象徴とも言える大輪花を作り上げるために大きな役割を果たしてきました。
本クレマチス園には、このカザグルマをはじめとする野生種を中心に約230系統/1200株が植栽されています。特別公開期間中は、クレマチスの多様性を理解するためのパネル解説やセミナーを開催いたします。私たち人間が自然の中から生み出した生き物の多様性を実感し、学ぶチャンスです。

クレマチス園公開 概要

日時 2012/5/3(木・祝)~6/10(日)
開園時間 9:00~17:00
※入園は16:30まで
※月曜休園
開催場所 筑波実験植物園
入園料 一般 : 300円
高校生以下・65歳以上 : 無料
団体 : 200円 (20名以上)
リピーターズパス : 年会費1000円
※5/4(金・祝)[植物園の日]と、 5/18 (金)[国際博物館の日]は入園無料
備考 ※特別公開中はクレマチスの販売コーナーがあります(教育棟にて)

特別セミナー

絶滅危惧種カザグルマの変異と保全
定員:40名
※予約不要・当日会場にて受付
日時 時間
5/13 (日) 13:30 - 14:30
講師 : 飯島眞 (東京大学保全生態学研究室)
クレマチスに見る適応放散
定員:40名
※予約不要・当日会場にて受付
日時 時間
5/20 (日) 13:30 - 14:30

講師 : 三池田修 (都立神代高等学校)

クレマチス園 開花状況

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6番(ジャックマニー系)の並びが咲きそろいました!ビクトリア、エトワール・バ イオレットなど、青紫~赤紫の花を横向きにたくさんつけるものが多く、見ごたえが あります。 (6/7)


>> クレマチス開花状況 写真ギャラリーを見る

アクセス

独立行政法人国立科学博物館 筑波実験植物園

所在地 茨城県つくば市天久保4-1-1
お問合せ (代表) 029-851-5159
(FAX) 029-853-8998

土日・祝日はサイエンスバスツアー!1日乗車券[大人500円・小人250円]で、乗り降り自由 TEL:029-863-6868